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CASE・BLOG

2021年10月07日

変色歯症例①

子供の頃、歯をぶつけてしまったことで

神経が壊死してしまった方です。

外傷(外部からの衝撃による傷害)を受けると、

歯髄壊死物質や血液中の鉄分が歯の内側の部分(象牙質)に色素沈着を起こすので

このような赤紫色に徐々に変色が進んでいきます。

また

神経まで虫歯が進行し、

外界から神経に細菌が侵入すると炎症が起き、同様に壊死してしまえば、

同様に変色が進んでいくこととなります。

 

変色はすぐに起きてくるものではなく、

年単位で徐々にゆっくり変色していくので、

小さい頃からもともと黒いからしょうがないと諦めてしまっている方もいらっしゃいますが、

やはり審美的にかなりコンプレックスを抱いてしまっている方も多くいらっしゃいます。

さて、

このような歯を治すには2つの方法があります。

  1. ウォーキングブリーチ(歯の内部に薬剤を入れ漂白を行う)
  2. かぶせもので被せることで変色が見えないようにする。

1.は、歯の形などが問題なければお勧めですが、

神経がない歯は脆く歯が欠けたりしやすいため大体何処かの部分がかけてしまっていることが多いです。

また神経が正常ではない歯は漂白しても若干ですがニュアンスが違う色になります。

そのため、費用をかけたのに他の歯と色が合わないという悩みを持つ方もいらっしゃいますので

その点はご留意いただければと思います。

2.は、歯の形も改善できますし、色も透けない材質で被せれば大体満足できる結果を得ることができます。

被せるために歯を形を整え削る必要はあるものの、

欠けやすい歯を長期にわたって保護することもできるので

多くの方はこちらを選択することが多いです。

そのため、

今回のケースでは、2.を選択しました。

もちろん保険範囲内でプラスチックのかぶせものを被せることもできますが、

やはりプラスチックでは数年で黄色く変色してきてしまう材質であるため

長期的な視点でセラミックを選択したいということになりました。

変色を確実に遮断できる材質ということを重視したため、

セラミックの中でもジルコニアの材質にしました。

「ジルコニアって何?」って思った方は

こちらのリンクから過去ブログもご覧になってくださいね!

セラミックの種類について

当院提携のラボが

しっかりオーダーメイドで製作させていただきます。

前歯のかぶせものの製作は、

まず形を整え、仮歯(かぶせものタイプ)をかぶせます。

そして患者さんと理想的な形を相談の上、探って調整を重ねます。

「先生、この形や厚みでいいと思うよ」

というところまでしっかりヒヤリングを重ねることで

ようやく型取りを行うことになります。

もちろん歯の色に関しても

シェードガイドから色を選んでもらうだけでなく、

口腔内写真を撮影し、その画像データから細部にわたって色を再現していきます。

今ではこの患者さんはメンテナンス期間に入っていて3ヶ月に1度前歯の状態を確認していますが、

変色していたことを本人が忘れてしまうくらい馴染んでしまっているとのことでした。

ジルコニアの耐用年数はかなり長く、そのまま生涯使用できる材質でもあるので

今後も安心して前歯で固いものを噛めるとは思います。

[情報]

患者:H.H様

主訴:前歯の変色しているところはどういう治療ができるのか できたらセラミックにしてほしい

方法:虫歯の確認と治療の上、支台歯形成の上、ジルコニアクラウンへと置換する

通院回数:3-4回程度(大きく分けて、型取りと装着になります。)

治療期間:3−4週間

費用:121000円(税込)×1

副作用とリスク:可能性は著しく低いが、治療時の局所麻酔中毒及びジルコニアの将来的な破折