和光市デンタルオフィス
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【専門医が徹底解説!】歯科矯正の疑問?Q&A集!PART②~医療費控除や治療について~
こんにちは!和光市デンタルオフィスです😊
本日は、前回に引き続き専門医が答える矯正のQ&Aです!
皆さんの疑問をどんどん解決していきましょう!
Q14.矯正治療に年齢制限はありますか?
A.矯正治療に年齢制限はございません。
大人の矯正の場合は永久歯がすべて生えそろってきた中学生ぐらいから70代以降も大丈夫です。
ただ年齢とともに動きにくく、安定しにくい傾向があります。
Q15.金属や白い被せ物、ブリッジなど治療済みの歯に矯正器具を付けて矯正することは可能ですか?
A.可能です。金属の歯や、白い自費のセラミックの歯は、装置の接着能力が低いため装置が外れやすいのですが、一度外して仮の歯に変えたり、被せ物に穴をあけて装置を付けたりすることがあります。
Q16.インプラントがあるのですが、矯正は可能ですか?
A.はい、可能です。しかし、インプラントは歯をなくしてしまったところにインプラント体を埋め込んでいるのでその歯を動かすことはできません。なので、インプラント以外の歯を動かしていくような治療になります。
Q17.神経を取った歯があるのですが、歯は動きますか?
A.基本的には歯動きます。この場合は、まずレントゲンを撮って歯の状態を確認し、その結果問題ないと判断された場合に矯正装置をつけてスタートします。
しかし、歯の根っこの部分の状態が悪く癒着と言って歯と骨がくっついてしまっている場合は、歯を動かすことが出来ません。場合によってはその歯を抜歯して矯正で隙間を閉じてしまうことや、矯正治療後にインプラントをやブリッジを検討していただくこともあります。治療方法については担当医にご相談ください。
Q18.インプラント矯正とはどのような治療ですか?
A.「インプラント矯正」とは、歯の移動量が多い場合に用いる矯正方法です。
麻酔をして骨に小さな穴をあけてそこにインプラントアンカー(小さいねじのようなもの)を埋め込みます。そしてインプラントアンカーにゴムやワイヤーを使って歯を動かします。インプラントが骨とくっついたことになるので骨から歯を牽引することによってより歯をたくさん動かすことができます。インプラントといっても小さなものなので、日常生活などで一切痛みはございませんし、ピアスの穴をあける感覚と思っていただけるとわかりやすいと思います。ただ、多少の違和感はあるかもしれません。舌つつくと感染の恐れがあるので埋入から3日ほど抗生剤を使用するなど安静にしてもらいます。
このインプラントアンカーは矯正治療後には除去するのでご安心ください。またインプラントを付けた後も残りません。
【矯正にかかる費用・控除のことについて】
Q19.矯正治療費はいくらですか?
A.歯科矯正治療は保険適用外です。まず、治療費は歯科医院によって異なります。
また、年齢や使用する装置によっても大きく差があります。なので、確実な費用を知りたい場合は、検査・診断で見積もりをお出ししています。また、大まかでいいので知りたいという方は、当医院の矯正無料相談にて、お口の中を見させていただいたうえでご案内させていただいています。
Q20.矯正治療の支払いはどのような種類がありますか?
A.支払方法についても歯科医院によって異なります。
当医院では、①現金支払い(窓口支払・振込)②窓口カード決済・Paylightplusカード決済(ともにVISA/MASTER)③デンタルローン・Paylightplus分割がございます。お支払方法の詳細については、ご相談の際にお尋ねください。
Q21.矯正治療は医療費控除の対象になりますか
医療費控除とは、1年間に医療機関に支払った医療費が10万円以上だった場合(年収により異なるが、上限200万円)に医療費が税金の還付対象になる制度のことです。
歯科矯正治療は医療費控除の対象となりますので、治療費の負担を軽減することが可能です。
控除される金額は、
医療費控除額=(医療費控除の対象となる医療費ー保険金等で補填された金額)ー10万円(総所得200万円未満の人は総所得金額等×5%)
で算出されますので、ぜひ参考にしてください。
また、申告には矯正治療で支払った時の領収書と診断書が必要になる可能性がございますので、詳しくは歯科医院にお問い合わせください。
【成人の表側矯正装置について】
Q.22目立たない透明な装置にすることは可能ですか?
A.はい、可能です。
表側につける装置を「ブラケット」といい、そのブラケットに通す針金をワイヤーといいます。当医院では透明のクリアブラケットとホワイトワイヤーをご選択いただくことも可能です。
Q23.「上の歯だけ」、もしくは「下の歯だけ」の矯正はできますか?
A.はい、可能です。
上下どちらかの顎のみの矯正になるので、治療期間を短縮することが可能です。
しかし、上下に装置を装着しないことで噛み合わせが不安定になりというデメリットがございます。どちらかの歯だけきれいになることで、もう一方の顎の歯とのかみ合わせが崩れてしまう可能性があります。なので、検査・診断をして精密に見極める必要があります。
Q24.部分矯正は出来ますか?
A.はい、できます。
例えば、下の前歯の凸凹のみ治したい方や、上の前歯が1本だけでていて、そこだけを治したい方など対応可能です。しかし、最終的に可能かどうかは患者様の状態によってこと異なりますので検査・診断が必要になります。
Q25.食事などは普通に食べられますか?
A.基本的に食事制限はございません。しかし、矯正のワイヤーを調整した後の1週間程度は痛みを伴うことがございますので、硬いおせんべい・氷・リンゴなどは慎重に食べるようにしてください。また、粘着性の高いキャラメルやガム、お餅などがワイヤーに引っ掛かり外れてしまったりするので、注意してください。
Q26.歯磨きがうまくできるか心配です。
A.ワイヤーやブラケットが邪魔をして歯磨きが苦手になる方は多くいらしゃいます。なので、今まで通りの歯ブラシとは別に補助用具が必要になってきます。
当医院では様々な補助用具を用意しております。その中でも矯正治療中の方は、ワンタフトブラシ・歯間ブラシを使われる方が多いです。
詳しくは当医院の歯科医師もしくは歯科衛生士まで。
Q27.矯正治療中に電動歯ブラシを使ってもいいですか?
A.電動歯ブラシはおすすめです。
当医院の推奨電動歯ブラシは、「歯科医院推奨」のPHILIPSプロテクトクリーンプロフェッショナルです。
この電動歯ブラシは音波タイプの電動歯ブラシで、過圧防止センサーも付いているので矯正中の方も安心して使っていただけます。
Q28.矯正治療中に虫歯にならないか心配です。
A.矯正装置がついていると、どうしても虫歯のリスクが高くなります。
虫歯の発生を防ぐために矯正期間中は当医院の「歯並びクリーニング」を受けていただくことをお勧めいたします。矯正装置によって磨ききれない隙間などをしっかりきれいにしていきます。
歯並びを整えてきれいにしたいと思って始めたはずの矯正によって虫歯になってしまうのはもったいないです。
歯科矯正中の歯の磨き方などもご指導させていただきますので、しっかりケアしていきましょう。
本日はここまでです。
矯正治療を始めていくに当たって、矯正したいけど一歩踏み出せないという方を多く見かけます。
そんな方たちに少しでも矯正を始める勇気を与えられたらうれしいです。
参考文献:「歯科矯正あるある」TODセンター鳥巣隆弘先生著
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