和光市デンタルオフィス
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歯が折れてしまったら?治療方法や応急手当について解説!
歯が折れる原因
噛む力の過度の負荷
硬い食べ物や氷などをかむ際に、歯に対して過度の力がかかることで歯が折れることがあります。
虫歯や歯の脆化
虫歯によって歯の組織が傷ついたり、歯が脆くなることで折れやすくなることがあります。
事故や外傷
スポーツや事故などで直接的な力が歯に加わることで、歯が折れることがあります。
虫歯や詰め物劣化
虫歯が進行することで歯の組織が弱まり、歯が折れやすくなることがあります。また、古くなった詰め物が割れて歯の強度を保てなくなることも考えられます。
歯ぎしりや咬合異常
夜間の歯ぎしりや噛み合わせの異常などが原因で、歯に過度のストレスがかかり、折れることがあります。
歯の治療過程
歯科治療中に歯に過度の圧力がかかることや、治療の過程で歯の組織が弱まることで折れることがあります。
歯が折れたらどうなる?
痛みや不快感
歯が折れた部分が露出することで、歯の神経や組織が刺激されることがあり、痛みや不快感を感じることがあります。
機能の低下
歯が折れた場合、噛む力や噛むことによる負荷が均等に分散されなくなるため、噛む機能が低下する可能性があります。これは食事の噛む際に問題が生じることを意味します。
外見の影響
歯が折れることで、歯の形状や外観が変わる可能性があります。これは見た目に影響を及ぼすため、自信や自己評価にも影響を及ぼすかもしれません。
歯周病のリスク
歯が折れることで歯の表面が不均一になり、清掃が難しくなることがあります。これにより、歯周病のリスクが増加する可能性があります。
咬合の問題
歯が折れると、噛み合わせが変わる可能性があります。この場合、他の歯への負担や咬合異常が生じる可能性があります。
自己修復の限界
歯は一度折れてしまうと、自然な再生や修復は限られています。修復のためには歯科医師の治療が必要です。
折れた歯を放置するリスクとは
折れた歯を放置すると、いくつかの健康上の問題が発生する可能性があります。以下にその主なリスクを挙げてみましょう。
痛みや感染
歯が折れたままになっていると、神経や血管が露出し、痛みを引き起こす可能性があります。また、細菌が歯の内部に侵入して感染が起こるリスクもあります。
歯の機能の低下
歯が折れると、咀嚼や話すといった基本的な口の機能に支障が生じるかもしれません。また、折れた歯が他の歯と正しくかみ合わないことで、噛み合わせの問題が生じる可能性もあります。
歯並びの変化
折れた歯がもし抜けてしまったら、周囲の歯がその空いたスペースを埋めようとする傾向があります。これによって歯並びが乱れたり、歯列が移動することがあります。
顎関節の問題
歯の不均衡な噛み合わせや歯並びの変化が、顎関節に問題を引き起こす可能性があります。顎関節症状や顎の痛みが発生する可能性があります。
審美的影響
前歯が折れてしまうと、外見にも影響が出ます。歯の外観が悪化し、印象が悪くなる原因となることがあります。
折れた歯はどのように治療する?
折れた歯の治療方法は、折れた部位や状況によって異なります。以下に一般的な治療方法をいくつか紹介しますが、具体的なアプローチは歯科医師が患者の状態を評価した上で決定します。
詰め物や被せ物
歯が一部折れている場合、詰め物や被せ物を使用して欠損部を修復することがあります。詰め物は歯の一部を削って欠損箇所を埋め、被せ物は欠損した部分を覆うためのものです。詰め物や被せ物は材料に応じて異なり、審美的な観点も考慮されます。
保険診療の詰め物・被せ物
保険診療による詰め物・被せ物の治療の場合は2つの方法が選択肢としてあります。
一つ目はコンポジットレジン修復です。コンポジットレジン修復は、歯の欠損部を修復するための一般的な歯科治療の一つです。コンポジットレジンとは、歯の色に合わせたプラスチック製の材料で、審美的な観点からも重要な役割を果たします。
二つ目は硬質レジン前装冠です。この被せ物は前歯のみ適応されますが、銀歯の表面にレジンを盛りつけた被せ物です。表面的には白い歯に見えるため、一般的な銀歯よりも審美性は高いです。
自費の詰め物・被せ物
見た目と機能をより自然な形で治療されたい方は、保険外で行う特別な処置をご検討ください。
いくつかご紹介いたします。
ラミネートべニア
ラミネートベニア(または単にベニアとも呼ばれる)は、歯科治療の一種で、審美的な目的で前歯の外観を改善するために使用される薄いセラミック製のシェルです。ベニアは歯の表面に取り付けられ、歯の形状や色を改善し、審美的な問題を解決するのに役立ちます。ラミネートベニアは審美的な改善を追求する患者に人気がありますが、ベニアの取り付けには歯の一部の削り取りが必要なため、一度削った部分は元に戻せないことに注意が必要です。治療の適応やリスクについては歯科医師との相談が大切です。
セラミッククラウン
セラミッククラウンは、歯科治療の一種であり、歯の欠損部を覆い、保護するために使用される人工的な被せ物です。セラミック(陶磁器)は非常に耐久性があり、天然の歯に近い外観と審美性を持っているため、歯の修復や審美的な改善に広く使用されています。
当医院では、セラミックやジルコニアと言った自費診療に強く力を入れております。
詳しくはこちらのページをご覧ください。https://www.wakoshi-dental.com/service/ceramic/
根管治療
歯の神経が露出している場合や神経に影響がある場合、歯根管治療が必要となることがあります。歯根管治療は、歯の神経を取り除き、内部を清掃し封鎖するプロセスです。これにより感染のリスクを低減し、歯を救うことができます。
当医院では、精密な機器を使った根管治療を行っており、難しい症例も根管治療専門医院と提携をとり対応しております。詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://www.wakoshi-dental.com/service/root/
抜歯
歯が深く折れてしまい、修復が難しい場合や感染が広がってしまった場合、歯を抜歯することが選択されることがあります。しかし、可能な限り自然な歯を保つために、抜歯は最後の手段として検討されるべきです。
インプラント・ブリッジ
歯を抜歯する場合、その後の治療としてインプラントやブリッジを検討することがあります。インプラントは人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。ブリッジは隣接する歯に支えられた人工歯を使って欠損を補う方法です。
当医院では、様々なインプラント症例を扱っております。詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://www.wakoshi-dental.com/service/implant/
歯が折れたときの応急対応
歯が折れてしまったら即座に歯科医院に行くのがベストですが、場合によってはそれがかなわないこともあるかもしれません。その場合は以下の点をこころがけてください。
冷静に行動する
歯が折れたら、冷静になりましょう。急いで対処することが重要ですが、焦って行動すると問題を悪化させることもあります。
口をゆすぐ
常温水で口を軽くすすぎ、口内を清潔に保ちましょう。特に折れた歯の周囲の血液やほこりを洗い流すためです。
折れた歯片を保存
歯が大きく折れた場合、折れた歯片をなるべく保存してください。清潔な容器に牛乳や唾液を入れて歯片を浸し、歯科医師の診察時に持参します。歯片の保存が適切に行われれば、修復の選択肢が広がる可能性があります。
歯科医師に連絡する
できるだけ早く歯科医師に連絡して診察を受けることが重要です。歯科医師は折れた歯の状態を評価し、最適な治療法を提案してくれます。折れた歯を放置せず、専門家の意見を求めましょう。
痛みを和らげる
折れた歯が痛みを引き起こしている場合、痛みを和らげるために非処方薬を服用することができます。ただし、痛み止め薬の使用については歯科医師に相談してください。
噛み合わせに注意する
折れた歯が噛み合わせに影響を与える可能性があるため、できるだけその歯を避けるようにすることが望ましいです。
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