和光市デンタルオフィス
症例・ブログ

CASE・BLOG

2023年12月30日

歯医者さんでボトックス注射!どんな効果?どんな人がやったほうがいい?徹底解説!

歯科で行うボトックス治療

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
歯科で行うボトックス治療

歯科医院で行うボトックス注射は、通常、以下のような効果が期待されます。ただし、具体的な効果や使用方法は医師や歯科医師によって異なる可能性がありますので、個別のケースにおいては専門家との相談が重要です。

歯ぎしり(Bruxism)の緩和

ボトックスは筋肉の収縮を抑制する作用があり、歯ぎしりや顎の緊張を和らげるのに使用されることがあります。歯ぎしりが原因で顎関節症状が出る場合、ボトックスは症状の緩和に効果があります。

頭痛や顎関節痛の軽減

顎の筋肉が過剰に収縮することによって引き起こされる頭痛や顎関節痛を軽減するためにも、ボトックスが使われることがあります。

歯の噛み合わせの調整

ボトックスを使用して特定の筋肉の働きを抑制することで、歯の噛み合わせを調整する効果が期待されることがあります。

審美的な目的

ボトックスは筋肉の収縮を抑制することから、笑顔のしわや口元の皺を軽減する目的で使用されることもあります。これにより、口元のリラックス感が生まれ、審美的な効果が得られる可能性があります。

歯科医師がボトックスを使用する際には、患者の症状やニーズに基づいて適切な施術が行われるべきです。ボトックス注射は一般的に安全な治療法と考えられていますが、副作用やリスクも存在するため、専門家の指導のもとで受けることが重要です。

そもそもボトックスって?

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
ボトックスとは?

ボトックスは主にボツリヌストキシン(Botulinum toxin)と呼ばれるタンパク質から作られています。ボツリヌストキシンはクロストリジウム・ボツリヌムと呼ばれる細菌が生成する神経毒素で、神経伝達物質の放出を阻害することで筋肉の収縮を抑制します。

ボトックスは、このボツリヌストキシンを微生物学的に生産し、精製して取得されます。医薬品としてのボトックスは、さまざまなブランド名で市販されており、それぞれ微細な違いがあるものの、基本的な成分はボツリヌストキシンです。

ボトックスの主な効果は、神経伝達物質のアセチルコリンの放出を阻害することによるものです。アセチルコリンは筋肉の収縮に関与する神経伝達物質であり、ボトックスがこれを抑制することで筋肉の収縮が抑制されます。この作用により、ボトックスは医療や美容の分野で広く使用されています。

ただし、ボトックスは非常に強力な神経毒素であるため、使用する際には慎重な取り扱いが必要であり、医師や専門家による適切な管理と施術が不可欠です。

ボトックスは主に医療や美容の分野で使用されています。主に以下の2つの用途で知られています。

医療用途

ボトックスは神経伝達を抑制する作用があるため、筋肉の過剰な収縮や緊張を和らげるのに使われます。これにより、さまざまな病態や症状の治療が可能です。歯科医療では、歯ぎしりや顎関節症状の緩和のために使用されることがあります。また、過剰な多汗症の治療にも利用されます。

美容用途

ボトックスは皮膚の表面に注射され、表情筋の過剰な収縮を抑制することで、しわや表情じわの改善に使われます。特に顔の表情筋に注射されることが多く、笑いジワや額のしわ、目のまわりのしわなどの対策に利用されます。一般的には「ボトックス注射」として知られています。

ボトックスは一般的に一時的な効果をもたらすため、定期的な施術が必要となります。施術後、数日から数週間で効果が現れ、その後徐々に効果が薄れていきます。医療用途や美容用途でのボトックス注射は、医師や専門家の指導のもとで行われるべきであり、患者に合わせた適切な量や方法が選択されます。

ボトックス治療の効果持続期間はどれぐらい?

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
ボトックスの持続期間

ボトックス治療の持続時間は個人差がありますが、一般的には効果が数か月続きます。具体的な持続時間は、施術の目的や注射された部位、個人の生理学的な特徴に依存します。

美容目的(しわの改善)

ボトックス注射によるしわの改善は通常、注射後数日から1週間で効果が現れ、最も効果的な時期は注射後2週間から1か月の間です。この効果は通常3ヶ月から6ヶ月まで続きます。その後、徐々に効果が薄れていきます。

医療目的(歯ぎしりや顎関節症状の治療など)

医療目的でボトックスが使用される場合も、効果の持続時間は数か月から半年程度が一般的です。歯ぎしりや顎関節症状の場合、効果が薄れるとともに、患者は再び症状を感じるようになります。

重要なのは、ボトックス治療は一時的なものであり、効果が薄れたら定期的に施術を受ける必要があることです。効果の持続時間は個人差があり、生活習慣や個人の生理学的な特徴、注射された部位などによって異なります。

ボトックス治療したほうがいい人

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
ボトックスの適応する人

ボトックス治療は、特定の症状や美容上の悩みに対する解決策として検討されることがあります。ただし、ボトックス治療が適しているかどうかは個人の状態やニーズによって異なります。

しわや表情じわの改善を希望する方

ボトックスは特に顔のしわや表情じわを軽減するために使用されます。笑いジワ、額のしわ、目尻のしわなどが気になる方が治療の候補となります。

歯ぎしりや顎関節症状がある方

ボトックスは歯ぎしりや顎関節症状を軽減するためにも使用されます。歯ぎしりによる顎の緊張や痛みがある場合、歯科医師の判断で治療が行われることがあります。

多汗症が気になる方

ボトックスは多汗症の治療にも使用されます。特にわきがや手のひら、足の裏などで過度な汗が出る場合、ボトックス注射によって汗腺の活動が抑制されます。

審美的な改善を望む方

しわやたるみ、顔の輪郭の変化に対して審美的な改善を望む方がボトックス治療を検討することがあります。

ボトックス治療の前には医師や歯科医師と十分な相談を行い、個々の健康状態や期待する効果についての詳細な情報を得ることが重要です。治療のリスクとメリットを理解し、専門家によって安全に行われることが求められます。

ボトックス治療を避けたほうがいい人

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
ボトックス治療を避けるべき人

ボトックス治療は一般的に安全であり、多くの人が利益を得ることができますが、特定の状況や病歴がある場合には治療を避けるべきです。

アレルギーまたは感染症の存在

ボトックス注射に使用される成分に対するアレルギーがある場合や、注射部位に感染症がある場合は治療を避けるべきです。

妊娠中および授乳中の女性

ボトックス治療の安全性が妊娠中および授乳中については確立されていないため、これらの期間中には避けるべきです。

神経筋疾患を患っている場合

ボトックスは神経伝達を抑制する作用がありますので、神経筋疾患(例:ミオトニア、筋ジストロフィーなど)を患っている場合は治療を避けるべきです。

特定の筋肉の機能が必要な場合

ボトックスは筋肉の収縮を一時的に抑制するため、治療対象の筋肉が重要な機能を果たす場合は検討が必要です。例えば、嚥下に関与する筋肉への注射は慎重に行われるべきです。

重度のアレルギー症状がある場合

重度のアレルギー症状やアナフィラキシーショックの歴史がある場合は、ボトックス治療を避けるべきです。

治療前には、医師や歯科医師との十分な相談が不可欠です。専門家は患者の健康状態を確認し、ボトックス治療が適切であるかどうかを評価します。

ボトックス治療を受けるうえでの副作用や注意点

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
ボトックス治療の副作用と注意点

副作用

  1. 注射部位の腫れや赤み: 注射後に一時的に注射部位が腫れたり赤くなることがあります。これは通常、数日から数週間で自然に収まります。
  2. 頭痛やめまい: 顔面や頭部に注射を受けた場合、一時的に頭痛やめまいが起こることがあります。
  3. まぶたの下垂(眼瞼下垂): まれに、ボトックス注射が眼瞼部に行われた場合、まぶたが下垂することがありますが、通常は一時的です。
  4. 筋肉の弱さ: 注射された部位の周囲の筋肉が一時的に弱まることがあります。これは治療の効果が続いている間に起こることがあります。
  5. アレルギー反応: まれにアレルギー反応が起こることがあります。アレルギー症状が現れた場合は、すぐに医師に報告する必要があります。

注意点

  1. 専門家による施術: ボトックス治療は医師や歯科医師によって行われるべきであり、経験豊富な専門家による適切な施術が重要です。
  2. 過量の使用を避ける: 過剰なボトックスの使用は望ましくない結果や副作用を引き起こす可能性があります。医師の指導に従い、推奨された投与量を守るべきです。
  3. 妊娠中や授乳中の避けるべき: ボトックス治療の安全性が妊娠中および授乳中については確立されていないため、これらの期間中には避けるべきです。
  4. 薬物相互作用: ボトックス治療を受ける際には、現在服用している薬物やサプリメントについて医師に伝え、相互作用の可能性を確認するべきです。
  5. 自己処方やセルフインジェクションを避ける: ボトックス治療は医療プロフェッショナルによって行われるべきであり、自己処方やセルフインジェクションは避けるべきです。

治療前には医師や歯科医師との十分な相談が必要であり、リスクとメリットについて理解した上で治療を受けることが重要です。

当医院でのボトックス治療

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス ボトックス治療
和光市デンタルオフィスのボトックス治療

ボトックス治療は歯科医院以外のサロンでも提供されていますが、最大の違いは「医療行為」が実施可能かどうかです。医療行為ができないエステサロンでは、使用する薬剤や機器が制約され、安全性と効果に関して制限が生じます。例えば、エステサロンで使用される薬剤の濃度は、安全性を優先するためにかなり希釈されることが一般的であり、その結果、本来の効果がほとんど得られない可能性があります。安価に始めても、後になってから効果の少ない施術に多額の費用を費やすことになるかもしれません。

当院は医療機関として、安全性と効果が確立されたボトックス治療を専門的に学び、研修を終えたスタッフが対応しています。したがって、ご安心いただいた上で、どうぞお気軽にご相談ください。

また、ボトックス治療を定期的にお得に受けていただけるサブスクプランもございます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。▶▷https://www.wakoshi-dental.com/service/whitening/#dentaleste