歯並びと噛み合わせを評価する基準は？

矯正歯科の先生によると、完全に理想的な歯並びや咬み合わせを持つ人はほとんどいないそうです。日常生活に支障をきたす可能性がある場合、治療が必要とされることがあります。口元の美しさも重要で、歯の問題が顔の外見に影響を与え、劣等感などの精神的な問題を引き起こすこともあるため、早めに専門家に相談することが大切です。

歯並びや咬み合わせのチェックには、以下のポイントがあります。

左右対称性

顔や歯並びが左右対称かどうかを確認します。片側だけが突出していたり、不均衡がある場合は問題がある可能性があります。

唇の位置

横顔で唇が過度に前に突き出ていたり、引っ込んでいたりする場合があります。適切な位置にあるか確認します。

オーバーバイト/アンダーバイト

上下の歯が正しく咬み合っているかどうかを確認します。上の歯が下の歯を完全に覆っているか、逆に下の歯が上の歯よりも前に出ていないかを確認します。

前歯の位置

上下の前歯の中心が一致しているかどうかを確認します。片方の前歯がもう一方よりも前に出ている場合は問題があるかもしれません。

歯の重なりや隙間

歯が正しく配置されているかどうかを確認します。歯が重なっていたり、間に隙間がある場合は問題がある可能性があります。

歯の突出:

上の前歯や下の前歯が過度に前に突出している場合は問題があるかもしれません。

食物の詰まり

食べ物が歯の間に詰まったり、はさまったりしていないかを確認します。これは、適切な咬み合わせができていない可能性を示すことがあります。

歯の摩耗

歯の表面が異常に減少している箇所がないかを確認します。これは、咬み合わせが適切でない場合に起こることがあります。

口臭

口臭が気になる場合は、歯周病や歯の問題が原因である可能性があるため、注意が必要です。

これらのポイントを確認することで、自己チェックや専門家の診断に役立てることができます。

不正咬合の悪影響は？

不正咬合（歯並びやかみ合わせの問題）が放置されると、様々な悪影響が生じる可能性があります。以下にいくつかの主な悪影響を挙げてみます。

噛み合わせ不良による消化不良

正しいかみ合わせが崩れると、食物をしっかり咀嚼することができず、消化不良を引き起こす可能性があります。

歯の異常摩耗

正常な噛み合わせがない場合、特定の歯が過剰な圧力を受けることがあり、歯の異常摩耗や磨り減りを引き起こす可能性があります。

顎関節症

不正咬合が長期間続くと、顎関節に負担がかかり、顎関節症の症状が現れる可能性があります。これには顎の痛み、筋肉の緊張、顎の関節のクリック音などが含まれます。

言語障害

正しいかみ合わせがない場合、発音や言語の制約が生じる可能性があります。特に前歯の不正咬合が言語に影響を与えることがあります。

自尊心や心理的影響

歯並びの悪さやかみ合わせの問題は、外見や口の健康に関する自尊心に影響を与える場合があり、それが心理的ストレスや不安を引き起こす可能性があります。

これらは一般的な不正咬合による悪影響の一部ですが、個々の症状や状況によってはさらに他の影響が生じる可能性もあります。不正咬合が気になる場合は、歯科医師や矯正歯科医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

矯正治療の利点と欠点

矯正治療には、利点と欠点の両方が存在します。以下に、それぞれの特徴をいくつか挙げてみます。

矯正の利点

1. 美しい笑顔の獲得： 矯正治療は歯並びやかみ合わせの問題を修正し、美しい笑顔を手に入れることができます。これにより、自信を持って笑顔を見せることができるようになります。
2. 口腔健康の改善： 正しいかみ合わせは、口腔内の清掃がしやすくなり、虫歯や歯周病などの口腔健康の問題を予防または改善するのに役立ちます。
3. 咀嚼機能の向上： 正しいかみ合わせを取り戻すことで、食事の咀嚼が効率的になり、消化を助けることができます。これにより、食事の満足度や栄養の吸収が向上します。
4. 顎関節の痛みの軽減： 不正咬合が原因で起こる顎関節症の症状が改善される場合があります。

矯正の欠点

1. 治療期間の長さ： 矯正治療は通常、数ヶ月から数年にわたって行われるため、長期間にわたるコミットメントが必要です。
2. 経済的負担： 矯正治療は高額な費用がかかる場合があり、保険が適用されないことがあります。これにより、経済的な負担が生じることがあります。
3. 不快感や適応症： 矯正装置（ブラケットやワイヤーなど）を装着することにより、不快感や口内の潰瘍などの適応症が生じる場合があります。
4. 日常生活への制限： 矯正治療中は、特定の食べ物の摂取制限や、ブラッシングやフロスの手間が増えるなど、日常生活に一定の制限が生じることがあります。

これらは一般的な利点と欠点の例ですが、個々の症状や治療法によってはさらに異なる場合があります。治療を検討する際には、歯科医師や矯正歯科医との相談が重要です。

矯正開始の適正期

矯正の適正期

矯正歯科治療を開始する適切な時期は、個々の症状や状況によって異なりますが、一般的には以下のような時期が考えられます。

1. 成長期（10代〜20代初め）： 成長期に歯や顎の成長が活発に行われているため、歯並びやかみ合わせの問題を早期に発見し、治療を開始することが効果的です。また、成長期に治療を行うことで、治療期間を短縮したり、症状を改善するのに有利な場合があります。
2. 青年期〜成人期： 成長期を過ぎてからでも矯正治療を行うことは可能です。歯並びやかみ合わせの問題が発生した場合や、美容的な理由で治療を希望する場合には、青年期や成人期でも治療を受けることができます。

年齢が高くなると治療ができないという考え方は一般的にはありません。ただし、年齢が上がると歯や顎の成長が完了しているため、治療による効果が若い時期に比べて限られる場合があります。また、歯や顎の骨が健康であることが治療の成功に重要な要素となります。

最終的に、矯正治療の適切な時期や方法は、個々の歯科医師や矯正歯科医との相談によって決定されます。自身の症状や希望について相談し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

矯正治療の一般的な期間と費用

矯正治療の期間と費用は、患者の症状や治療内容、治療を行う機関や地域によって異なりますが、一般的な目安を以下に示します。

1. 治療期間： 矯正治療の期間は、症状の軽重や治療の必要性によって大きく異なります。一般的に、矯正治療の期間は1年から3年程度とされています。ただし、症状の複雑さや患者の年齢によっては、より長い期間が必要な場合もあります。
2. 費用： 矯正治療の費用も、装置の種類や治療の必要性によって大きく異なります。一般的なブラケット矯正治療の場合、費用は数十万円から100万円以上になることがあります。透明なアライナーを使用するインビザラインなどの場合、費用はそれ以上になる場合があります。また、治療の進行や追加的な処置が必要になった場合、費用が増加することもあります。

治療費は、歯科医院や矯正専門医院での診察や相談の際に明確な情報を得ることが重要です。また、治療費の支払い方法や分割払いなどの選択肢もある場合がありますので、事前に確認することをお勧めします。治療費は保険の適用範囲外の場合が多いため、自己負担が必要な場合があります。

矯正装置の種類

矯正治療に使用されるさまざまな種類の矯正装置があります。主な矯正装置の種類は以下の通りです。

1. ブラケット矯正装置： ブラケットと呼ばれる小さな金属やセラミック製のボンディングされたアタッチメントを歯に取り付け、ワイヤーでそれらを連結する装置です。ブラケットは歯の表面に直接取り付けられ、歯の動きを制御するために使用されます。ブラケット矯正は一般的で、症例の複雑さに応じてさまざまなタイプのブラケットが使用されます。
2. 透明なアライナー（インビザラインなど）： 透明なプラスチック製のマウスピース状の装置で、歯科医師が作成した3Dモデルに基づいて製造されます。患者は一定期間ごとに新しいアライナーに交換し、歯を段階的に移動させることで矯正効果を得ます。透明なアライナーは見た目が目立ちにくく、リムーバブル（取り外し可能）なので、食事や歯磨きの際に装置を外すことができます。

矯正を受ける歯科医院の選び方

矯正歯科治療を受ける際に、適切な歯科医院や病院を選択することは重要です。以下は、矯正歯科医院や病院を選ぶ際のポイントです。

当医院が選ばれるポイントも一緒に解説！

1. 専門性と経験： 矯正治療は専門的な知識と技術が必要です。矯正歯科医院や病院を選ぶ際には、矯正歯科医師の専門性や経験を確認しましょう。過去の症例や実績、専門のトレーニングや認定なども重要な要素です。
   当医院は埼玉県最大の法人内で、和光市・成増・朝霞地域で症例数No1であり、在籍する歯科医は全員矯正治療を行うことができます。
2. 設備と技術： 矯正治療には特定の設備や技術が必要です。治療に使用される装置や機器、最新のデジタル技術の導入状況などを確認しましょう。設備や技術が整っているかどうかは治療の効果や快適さに影響を与えます。
   当医院には光学スキャン機器iteroやCT機械等、矯正に必要な設備がすべて整っています。
3. 患者の口コミや評判： 口コミや評判は、実際の患者の体験や満足度を知るための貴重な情報源です。インターネットのレビューサイトやSNS、知人や家族の意見などを参考にしましょう。
   当医院で治療を受けていただいた患者様には高い満足度と実際に高評価のお言葉をいただいております。Googleマップでの口コミもご覧ください。
4. ロケーションとアクセス： 通院が継続的に必要な矯正治療では、医院のロケーションやアクセスが重要です。通いやすい場所にあるかどうか、交通手段や駐車場の有無などを考慮しましょう。
   当医院は駅近ではなくほぼ「駅ナカ」にあるため天候等に左右されず通院しやすいです。
5. 相性やコミュニケーション： 矯正治療は長期間にわたる治療であり、医師やスタッフとの相性やコミュニケーションが重要です。治療方針や予算、治療中のサポートなどについて、オープンで円滑なコミュニケーションが取れるかどうかを確認しましょう。
   当医院は歯並び無料相談、矯正検査、診断を経てご納得いただいたうえで契約へと進むため、その工程で患者様に寄り添ったお話し合いを深くさせていただいております。

これらのポイントを考慮して、自身のニーズや希望に合った矯正歯科医院や病院を選択することが大切です。
矯正治療についてはHPで詳しく説明させていただいておりますのでこちらをご覧ください。
https://www.wakoshi-dental.com/service/orthodontic/