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2024年03月03日

【今さら聞けないシリーズ!インプラントと矯正はどっちが先?】


多くの方が、失った歯の治療である「インプラント」と歯並びの治療である「歯列矯正」の両方を検討する際、どちらを先に始めるべきか迷うことがあります。治療の順序は患者の状況や要望によって異なりますが、一般的には治療の性質から考えると、推奨される順序が存在します。
まずはそれぞれの治療について解説しましょう。

インプラント治療

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インプラント治療

インプラント治療は、失った歯を補うための手段の一つであり、歯科医療の分野において革新的な進歩を遂げた治療法の一つです。以下に、インプラント治療について詳しく説明します。

インプラント治療とは

  • インプラント: インプラントとは、チタン製やセラミック製などの人工的な歯根を、顎の骨に埋め込むことを指します。これにより、失った歯の代わりとなる人工の歯を取り付けることができます。

インプラント治療の流れ

  1. 検査と診断: 患者の口腔内の状態を詳しく検査し、レントゲンやCTスキャンを用いて骨の状態や治療計画を立てます。
  2. 手術: インプラント埋入手術が行われます。口腔外科医や歯科インプラント専門医が行うことが一般的です。顎の骨にインプラントを埋め込みます。手術後、骨とインプラントが結合するまでの期間を待ちます。
  3. ヒーリング期間: インプラントが骨に結合する(オッセオインテグレーション)までの期間を待ちます。これには数ヶ月から半年程度かかる場合があります。
  4. 人工歯の取り付け: インプラントが骨に結合した後、人工の歯や歯冠を取り付けます。この段階では、インプラント上に人工歯を取り付けるための型取りや試適合が行われます。
  5. 調整とメンテナンス: 人工歯が取り付けられた後は、歯の噛み合わせや見た目の調整が行われます。また、定期的な歯科検診やメンテナンスが必要です。

インプラント治療のメリット

  • 自然な外観と機能: インプラントは、天然歯に近い見た目と機能を提供します。食事や会話など、日常生活での使用感が自然です。
  • 骨の維持: インプラントは顎の骨に負荷をかけるため、骨の吸収を防止し、骨量の維持に役立ちます。
  • 周囲の歯に影響を与えない: インプラントは隣接する歯に影響を与えません。そのため、周囲の健康な歯を削る必要がありません。

インプラント治療の注意点

  • 手術リスク: インプラント埋入手術にはリスクが伴います。感染や出血、神経損傷などの合併症が起こる可能性があります。
  • 骨の量と質: インプラント治療を受けるためには、十分な骨量と質が必要です。骨の量が不足している場合は、骨移植や骨増大手術が必要になる場合があります。

インプラント治療は、失った歯を補うための優れた手段ですが、患者の口腔内の状態や全身の健康状態に応じて、適切な治療計画が立てられることが重要です。適切な歯科医師との相談や定期的なメンテナンスが、治療の成功に不可欠です。

矯正治療

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矯正治療

矯正治療は、歯列や咬合の不正を改善し、美しい歯並びや正しい噛み合わせを取り戻すための治療方法です。以下に、矯正治療について詳しく説明します。

矯正治療の目的

  • 歯並びの改善: 出っ歯、受け口、乱歯列など、歯の並びや配置に問題がある場合、それらを矯正して理想的な歯並びを実現します。
  • 噛み合わせの調整: 不正咬合や噛み合わせの不良を修正し、咀嚼機能や顔貌のバランスを改善します。
  • 口腔機能の改善: 正しい歯並びや噛み合わせは、発音や食事、口腔清掃などの口腔機能にも良い影響を与えます。

矯正治療の方法

  1. ワイヤー矯正: 金属製やセラミック製のブラケット(歯に装着する装置)とワイヤーを使用して歯を移動させます。定期的な調整が必要ですが、効果的な矯正が期待できます。
  2. マウスピース矯正: 透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯を徐々に移動させます。外見が目立たないため、見た目の影響が少ないとされます。
  3. 補助的な装置: ヘッドギアやエラスティックバンドなどの補助的な装置を併用することで、矯正治療の効果を高めることがあります。

矯正治療の流れ

  1. 初診と検査: 歯科医師が患者の口腔内を検査し、歯列や咬合の状態を評価します。レントゲンや模型などの検査も行われます。
  2. 治療計画の立案: 患者の状況や要望に基づいて、適切な治療計画が立てられます。治療期間や予想される結果について説明されます。
  3. 矯正装置の装着: ブラケットやマウスピースなどの矯正装置が歯に取り付けられます。装着時に違和感や圧迫感がある場合がありますが、慣れていくことができます。
  4. 定期的な調整: 治療期間中は、定期的に歯科医院を訪れて矯正装置の調整が行われます。歯の移動状況を確認し、必要に応じて装置の修正や交換が行われます。
  5. 治療完了とリテンション: 歯の移動が完了した後は、リテンション装置(リテーナー)を使用して、歯の位置を安定させます。定期的なメンテナンスが重要です。

矯正治療のメリット

  • 美しい歯並びと笑顔: 正しい歯並びは美しい笑顔を実現し、自信を持つことができます。
  • 口腔機能の改善: 正しい歯並びや噛み合わせは、口腔機能を改善し、食事や会話などの日常生活にプラスの影響を与えます。
  • 歯や歯周組織の健康: 正しい噛み合わせは、歯や歯周組織の健康を維持し、将来の歯周病や歯の損傷を防ぎます。

矯正治療の注意点

  • 治療期間と費用: 矯正治療には長期間かかる場合があり、また費用もかかるため、患者は根気と費用の面で十分な準備が必要です。
  • 口腔清掃の重要性: 矯正装置を装着している間は、口腔清掃がより重要になります。歯垢や食べかすがたまりやすいため、十分な清掃を心がける必要があります。

矯正治療は、専門的な知識と技術を要するため、経験豊富な歯科医師の指導のもとで行われることが重要です。また、患者と医師の密なコミュニケーションや定期的な検査・調整が、治療の成功に不可欠です。

一般的にはインプラント治療より矯正治療が先

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優先される矯正治療

インプラント治療と歯列矯正治療に関して、治療の順番について考えることが重要です。これらは費用や治療期間だけでなく、患者の口腔状態や美容目的にも影響します。通常、歯列矯正を先に行うことが推奨されます。

歯列矯正を先に行う理由

  • 動かせる歯を優先する: インプラントは顎の骨に固定されるため、位置の調節ができません。歯列矯正を先に行うことで、移動可能な自然歯を優先し、インプラント治療の段階で適切な位置に埋め込むことができます。
  • 治療効果を最大化する: 歯列矯正により、歯並びや咬合を改善することで、インプラントの埋入に適した状態を整えることができます。また、矯正後にインプラントを行うことで、より自然な見た目と機能を実現できます。
  • 連携を図る: 歯科医師との密な連携を取りながら、歯列矯正の進行具合や最適なタイミングを見極めることができます。これにより、最終的な治療結果を最大限に引き出すことが可能です。

既にインプラントがある場合

過去にインプラント治療を受けた場合でも、通常は歯列矯正を先に行います。歯

列矯正は、既存のインプラントと連携しながら行われることがあります。歯科医師は、インプラントが埋め込まれた状態で治療計画を立案し、歯列矯正を実施します。このように、歯科医師との相談を通じて最適な治療計画を策定しましょう。

例外的なケース

一部の例外的なケースでは、インプラント治療を先に行うことがあります。これは、歯を失った状態を放置できない場合や、歯列矯正に不利な状況である場合に限られます。

結論

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毎日の快適な生活のために

歯列矯正とインプラント治療は、それぞれの特性や患者の状態に応じて適切な順番で行う必要があります。両方の治療を受ける場合は、患者のニーズや口腔状態に合わせて、歯科医師との相談を重ねながら最適な治療計画を立てることが重要です。

当医院では、インプラント無料相談・歯並び無料相談を随時実施しております。
すでに当医院に通われている方はもちろん、初めての方もお気軽にお問い合わせください。