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朝起きたとき、口がカラカラ…それ、ドライマウスのサインかもしれません!part2
もしかしてドライマウス?セルフチェックで確認してみよう!

「朝起きたとき、なんだか口がカラカラ」
「食事中に水分がないと飲み込みにくい」
「口臭が気になって人と話すのが不安…」
こんなふうに感じたことはありませんか?
ドライマウス(口腔乾燥症)は、最初はちょっとした違和感から始まることが多く、自分では気づきにくいこともあります。
ですがそのまま放っておくと、虫歯や歯周病、口臭、食べづらさなど、さまざまなお口のトラブルにつながってしまうことも。
まずは、今のあなたの状態をチェックしてみましょう!
🔍【ドライマウスのセルフチェック】
以下の項目のうち、いくつ当てはまりますか?
- □ 朝起きたとき、口の中が乾いている
- □ 食事のとき、水分がないと飲み込みにくい
- □ 唇や舌がヒリヒリ・ピリピリすることがある
- □ 口臭が気になる/人に指摘されたことがある
- □ 唇が乾きやすく、ひび割れが気になる
- □ 会話中、口の中がパサパサして話しにくい
- □ 夜中に喉が渇いて目が覚めることがある
- □ 口の中がネバネバして不快に感じることがある
- □ 食べ物の味がわかりにくくなった気がする
✨チェックの結果は…
✅ 2つ以上当てはまった方 → ドライマウスの可能性があります。
✅ 5つ以上当てはまった方 → 一度、歯科医院での相談をおすすめします!
ドライマウスは、軽い段階であれば生活習慣の改善で症状が和らぐこともありますが、放置するとどんどん悪化してしまうことも。
気になるサインがある方は、ぜひ早めに専門家へ相談してみてくださいね。
ドライマウスを予防・改善するために、今日からできること

ドライマウスは、特別な治療が必要な重症例もありますが、多くは生活習慣の見直しやお口のケアで改善できることもたくさんあります。
「口が乾きやすいな」と感じたら、できることからコツコツ始めてみましょう。
ここでは、年齢や体調を問わず実践しやすい、予防と改善のための6つのポイントをご紹介します!
① 水分をこまめにとる習慣をつけましょう
口の中が乾く原因のひとつが、水分不足です。
「喉が渇いたと感じたとき」にはすでに軽い脱水が始まっていることも。
- 1回にたくさん飲むよりも、少しずつ頻繁に飲むことがポイント!
- 起床後、就寝前、入浴後、運動のあとなどは特に意識的に。
- 常温の水や白湯がおすすめ。冷たすぎる飲み物は唾液腺の働きを弱めてしまうこともあります。
※コーヒー・お茶などカフェインを含む飲料は利尿作用があり、水分補給には不向きなので注意しましょう。
② 鼻呼吸を意識する
寝ているときに口が開いてしまう人、日中も無意識に口呼吸をしている人はとても多いです。
口呼吸はドライマウスの最大の原因のひとつ。
- 日中、意識して口を閉じる習慣を
- 鼻が詰まりやすい人は、耳鼻科での相談も有効です
- 就寝時には、「口呼吸防止テープ」などの活用もおすすめ(市販で購入可能)
普段の呼吸を見直すだけで、唾液の蒸発をぐっと減らせます。
③ よく噛んで食べることを習慣に
よく噛むことは、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す一番シンプルで効果的な方法です。
- 柔らかいものばかりでなく、歯ごたえのある食材(ごぼう、れんこん、キャベツ、玄米など)を積極的に取り入れてみましょう
- ひと口につき30回以上噛むのが目安です
- 食事中はテレビやスマホを見ず、「噛むこと」に集中するのも大事です!
しっかり噛むことで、お口の筋肉の運動にもなり、食後の満足感もUPしますよ◎
④ お口周りの筋肉を動かす体操を取り入れる
加齢やストレス、マスク生活などで、口の周りの筋肉を動かす機会が減ると、唾液の分泌も落ちてしまいます。
そこでおすすめなのが、「お口の体操」や「舌のストレッチ」!
【簡単!舌回し体操】
- 口を閉じた状態で、舌で歯ぐきの外側をなぞるようにぐるっと一周
- 右回り10回、左回り10回を1セット
- 1日2〜3セットが目安です
この運動は、唾液腺の刺激+口輪筋のトレーニングにもなり、表情筋にも効果的✨
続けることで、滑舌や誤嚥防止、顔のたるみ予防にもつながります。
⑤ 保湿アイテムや唾液の分泌を促す製品を活用する
お口の中の乾燥が強いときは、市販のアイテムに頼るのもOKです。
- 口腔用保湿ジェル(就寝前にぬっておくと◎)
- 唾液の分泌を促すガムやタブレット(キシリトール入りなど)
- ドライマウス用のうがい液やスプレータイプの保湿剤
※ガムや飴を使うときは、「ノンシュガー」や「キシリトール配合」など、虫歯になりにくいものを選びましょう。
⑥ 部屋の湿度を見直してみる
空気の乾燥は、お口の乾燥にも直結します。
特に冬やエアコン使用中は要注意。
- 加湿器を使う、濡れタオルを干すなどして、部屋の湿度を保ちましょう
- 適正湿度は50〜60%前後。湿度計があるとベスト!
就寝中の乾燥が気になる方は、枕元に加湿器を置いたり、マスクをして眠るのも効果的です。
実は病気のサインかも?ドライマウスは一度プロに相談を

「ちょっと口が乾くくらい、大したことないでしょ」と思っている方も少なくありません。
でも、ドライマウスの背景には「病気」や「お口のトラブル」が隠れていることがあるのをご存じでしょうか?
口が乾くのは単なる“水分不足”や“加齢”だけが原因ではなく、体の内側やお口の状態の異常を知らせるサインである場合もあるんです。
ドライマウスが関係する「全身の病気」
唾液の分泌は、私たちの体のいろんな仕組みと関係しています。そのため、以下のような全身疾患が原因でドライマウスになることがあります。
■ シェーグレン症候群(自己免疫疾患)
体の免疫が自分の組織を攻撃してしまう病気で、唾液腺がダメージを受けて唾液が出なくなるのが特徴。
涙も出にくくなる「ドライアイ」とセットで現れることも多いです。40〜60代の女性に多い傾向があります。
■ 糖尿病
血糖値が高い状態が続くと、体内の水分が失われやすくなり、口の渇きや喉の渇きが強くなることがあります。
糖尿病の早期サインとして、口腔内の乾燥や口臭が現れることも。
■ 更年期障害やホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンの減少によって、唾液の分泌量が減ることがあります。
「40代以降から口が乾きやすくなった」と感じている方は、この影響が出ている可能性も。
■ 薬の副作用
高血圧、うつ、不眠、アレルギーなどの治療薬の中には、副作用として唾液の分泌を抑えるものがたくさんあります。
特に複数の薬を服用している高齢の方は要注意です。
ドライマウスが引き起こす「お口の病気」
唾液は、お口の中の健康を保つために欠かせない存在です。
乾燥状態が続くことで、以下のようなリスクが高まってしまいます。
■ 虫歯や歯周病のリスク増加
唾液には、虫歯菌や歯周病菌を洗い流す自浄作用があります。
乾燥すると菌が繁殖しやすくなり、トラブルの温床に。
■ 舌や粘膜のトラブル(口内炎・舌のひび割れ・ヒリヒリ感)
唾液が少ないと、お口の中が傷つきやすくなり、炎症や痛みが起こりやすくなります。
■ 口臭
唾液の不足は舌苔(舌の汚れ)や細菌の増殖につながり、強い口臭の原因になります。
「歯磨きしても口臭が気になる」方は、実はドライマウスが関係しているかもしれません。
■ 食事や会話のしづらさ
唾液は、食べ物を飲み込みやすくしたり、話すときに口をスムーズに動かしたりする潤滑油のような役割も。
乾燥していると、食べにくさ・しゃべりにくさ・誤嚥(飲み込み間違い)などが起きることもあります。
お口の乾きに気づいたら、それは健康への第一歩かも
「最近、口が乾くなあ…」という何気ない違和感。
実はそれが、お口や体からの“ちいさなSOS”かもしれません。
唾液の量や質は、年齢や生活習慣、病気や薬の影響など、さまざまな要因で変化します。
だからこそ、“なんとなくの不調”を見過ごさず、早めに気づいてケアすることがとても大切なんです。
セルフチェックで気になるサインがあれば、まずは生活習慣を少し見直すことから。
そして必要であれば、どうぞ一度、プロに相談してみてください。
和光市デンタルオフィスは、そんなあなたの味方です!
私たち和光市デンタルオフィスでは、
「なんとなく不安」「ちょっと気になる」という小さなきっかけを大切にする診療を心がけています。
ドライマウスの検査やケアはもちろん、日常生活でできる対策や、お薬との関係まで、
お一人おひとりの状況に合わせて丁寧にサポートさせていただきます。
「まだ受診するほどじゃないかも…」なんて思わずに、
“気になるときが、ケアを始めるベストタイミング”です。
お口の中がうるおえば、笑顔も会話も、きっともっと快適に。
あなたの健康の土台づくり、私たちがお手伝いします✨
お気軽に、和光市デンタルオフィスまでご相談くださいね。
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