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2025年07月20日

エアフローって何?歯の着色・黄ばみ・汚れにお悩みの方へ

鏡を見てふと気づく、歯の表面のくすみや茶色っぽい着色。「ちゃんと歯みがきしてるのになんで……?」と感じたことはありませんか?
実はそれ、普段の歯みがきでは取りきれない“バイオフィルム”や“ステイン”が原因かもしれません。

私たちの歯の表面には、見た目にはわからない細菌の膜や、食べ物・飲み物の色素がこびりついていることがあります。とくにコーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどが好きな方は、こうした色素沈着が起こりやすいんです。

でもご安心ください。
その着色、エアフローというプロのクリーニングで、驚くほどすっきり落とせるんです。

今回は、そんな“エアフロー”の魅力や効果、他のクリーニングとの違いなどを、わかりやすくお伝えしていきます。「歯をもっと白くしたい」「ツルツルにしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも「エアフロー」ってなに?

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス エアフロー

「エアフローって聞いたことはあるけど、結局どんなことをするの?」そんなふうに思っている方も多いかもしれません。

エアフローは、簡単にいうと「超微細なパウダー」と「水」と「空気」の力を使って、歯の表面の汚れや着色をやさしく吹き飛ばす、クリーニング専用の機械です。
これまでの“ゴリゴリ”と機械で削るような着色取りとは違って、歯に負担をかけずに、スピーディーで快適に汚れを落とすことができるのが特徴です。

特に落ちにくい「茶しぶ」「タバコのヤニ」「ワインの着色」なども、しっかり除去できるので、「最近歯の黄ばみが気になるな」という方にぴったり。さらに、歯と歯のすき間や、矯正装置のまわり、インプラントの土台部分など、歯ブラシでは届きにくいところまでキレイにできるのも大きな魅力です。

また、使用するパウダーの成分は主に「炭酸カルシウム」、「重炭酸ナトリウム」、「グリシン」や「エリスリトール」といった、体にもやさしい成分。これにより、バイオフィルム(細菌の膜)を効果的に取り除くことができ、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

つまりエアフローは、見た目のきれいさだけでなく、口腔内全体の健康維持にも役立つ「美しさ」と「予防」を両立できるケアなのです。

ちょっとしたクリーニングで、歯の色も気分もワントーン明るく。そんな体験ができるのがエアフローです。

エアフローで、どんなことができるの?

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス エアフロー
エアフローでできること

エアフローのすごいところは、ただの歯の掃除にとどまらないこと。専用の機械で、非常に細かいパウダー(当院では炭酸カルシウムなど体にやさしい成分を使用しています)を水と一緒に吹き付けて、歯の表面や歯ぐきのすき間、さらには歯と歯の間にこびりついた汚れや着色をスルッと落としてくれるんです。

歯の着色汚れをしっかり落とせる

「コーヒーや紅茶、ワインが好きで、歯がだんだん黄ばんできた気がする…」そんなお悩みを持つ方に、エアフローはとても心強い味方です。
エアフローは、超微細なパウダーを水と一緒に高圧で噴射することで、歯の表面にこびりついたステイン(着色汚れ)を効率よく落としてくれます。従来のブラシでのポリッシングによるクリーニングと比べても、すみずみまできれいにできるのが特長です。しかも、研磨剤のようにゴシゴシこすらないので、歯を傷つける心配が少なく、安心して受けられます。

歯ぐきのきわや、矯正装置のまわりもキレイに

歯と歯ぐきの境目、奥歯の裏、矯正装置のすき間など…歯ブラシでは届きにくい部分にも、実は汚れがたまりやすいんです。
エアフローは、そういった細かい場所にも入り込み、バイオフィルム(歯の表面につく細菌の膜)を吹き飛ばして除去します。特に矯正中の方や、インプラント、被せ物などが入っている方にとっては、通常のクリーニングでは届かない部分のケアができるのが嬉しいポイントです。

虫歯や歯周病の予防にもつながる

エアフローは「見た目のキレイさ」だけでなく、健康面にも大きな効果があります。
歯の表面にたまるバイオフィルムは、放っておくと虫歯菌や歯周病菌の温床になってしまいます。このバイオフィルムをしっかり落とすことで、虫歯や歯周病のリスクをぐっと減らせるのです。
「見えない汚れを落とす」=「病気の原因を減らす」ことにもつながります。だからこそ、定期的なエアフローは、ただのクリーニング以上の価値があるんです。

歯の表面がツルツルになって爽快感アップ

エアフローの施術を受けたあとは、鏡を見なくても「あ、ツルツルになった!」と実感する方が多いです。
歯の表面にこびりついていた汚れや細菌が除去されることで、口の中全体が軽くなったような爽快感が得られます。歯がワントーン明るく見えることもあり、「ちょっとしたホワイトニングをしたみたい」と感じる方も少なくありません。

エアフローのメリット

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス エアフロー
エアフローのメリット 

歯や歯ぐきにやさしいクリーニング

エアフローの大きな魅力のひとつは、「やさしさ」です。従来の歯の表面のクリーニングといえば、硬いブラシの機械で汚れをゴシゴシして取る方法が主流でしたが、どうしても「歯が傷つきやすい」「歯ぐきがチクッと痛い」といった刺激が気になった方も多いと思います。
エアフローは、細かなパウダーと水、空気を混ぜたジェットで汚れを吹き飛ばすため、歯の表面や歯ぐきを傷つけにくく、しみたり痛みを感じにくいのが特徴です。優しいクリーニングなので、歯や歯ぐきがデリケートな方でも安心して受けていただけます。

着色(ステイン)やバイオフィルムをしっかり除去

エアフローは、ただやさしいだけではありません。見た目の美しさと、口の中の健康を両立できるところもポイントです。
たとえば、毎日の歯みがきでは落としきれない「着色汚れ(ステイン)」(コーヒー、紅茶、ワイン、タバコのヤニなど)これらが歯の表面にこびりつくと、普通のクリーニングではなかなか取れません。でもエアフローなら、微細なパウダーが歯の隙間や溝にまで入り込んで、着色をしっかり落としてくれます。
さらに、目に見えない細菌の膜=「バイオフィルム」も効果的に除去できるため、歯周病やむし歯の予防にもつながるんです。

インプラントや矯正装置があっても安心

エアフローは、インプラントや矯正装置がある方にも適しています。金属やセラミックの人工物は、表面を傷つけてしまうと汚れがつきやすくなり、かえってトラブルのもとになります。
従来のクリーニング器具では、そうした素材への接触が心配されることもありましたが、エアフローのパウダー洗浄であれば、表面を傷つけにくいため安心。
矯正中の装置のすき間など、普通の歯ブラシが届かないところにもアプローチでき、より清潔な口腔内を保つことができます。

施術後の「ツルツル感」と「爽快感」

実際にエアフローを受けた方の多くが、「終わった後のツルツル感がやみつきになる!」とおっしゃいます。これは、歯の表面を細かな粒子でしっかり磨き上げているからこその感覚。
しかも、バイオフィルムやステインがきれいに除去されたことで、口の中全体がすっきり爽やかに感じられるのです。見た目だけでなく、「なんだか口の中が軽くなった!」という感覚は、毎日のモチベーションアップにもつながります。

定期的なケアで口腔内の健康維持に

エアフローは1回で効果を実感できる処置ですが、定期的に行うことでより大きなメリットを得られます。たとえば、1~3ヶ月に一度のペースで取り入れることで、バイオフィルムが成熟する前に除去でき、歯周病やむし歯のリスクをぐっと下げることができます。
また、着色汚れも蓄積されにくくなるため、白く清潔な歯を保ちやすくなります。毎日の歯みがきと合わせて、プロのケアをうまく活用することで、「予防」の質が格段に上がるのです。

エアフローの注意点とデメリット

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス エアフロー
エアフローのデメリット

すべての人に適しているわけではない

エアフローは非常に優れた清掃機器ですが、すべての患者さんに万能というわけではありません。たとえば、呼吸器系に疾患をお持ちの方や、粉末を吸い込むことに不安がある方には、慎重な対応が必要です。また、強いアレルギー反応を起こしやすい方にも注意が必要です。使用するパウダーの成分(エリスリトールやグリシンなど)が体質に合わない場合もあるため、事前に担当医や担当衛生士に相談しましょう。

歯や補綴物の状態によっては施術に工夫が必要

エアフローは基本的に歯や歯ぐきに優しい設計ですが、補綴物(かぶせ物や詰め物)の種類や状態によっては、注意して使用する必要があります。たとえば、セラミックや金属製の補綴物に長時間同じ箇所で噴射を続けると、微細な表面傷が生じる可能性があります。歯科医師や歯科衛生士が患者さんのお口の状態をしっかりチェックした上で、適切な使い方を判断します。

一時的に知覚過敏のような症状が出ることも

エアフローは従来のクリーニング法に比べて痛みが少ないとされていますが、歯の根元が露出していたり、もともと知覚過敏の症状がある方は、一時的に「キーン」とした刺激を感じることがあります。これはパウダーと水のミストが微細な神経に触れることで起こるものです。通常は施術後すぐに落ち着きますが、心配な方は事前にスタッフに伝えていただければ、刺激を最小限に抑えた対応も可能です。

使用後に若干の違和感や乾燥感を覚えることがある

施術直後に、口の中が少し乾いた感じがしたり、ざらついた感覚が残る場合もあります。これは、エアフローによって口腔内のバイオフィルム(細菌の膜)や唾液由来の成分がきれいに除去されることによって起こるものです。特に歯ぐきのラインまで丁寧にケアした場合は、歯が「キュッ」とするような感触になることも。多くの場合、時間がたてば自然に馴染みますので心配はいりません。

保険適用ではないケースが多い

エアフローによるケアは、現在の日本の保険制度では自費診療となるケースが一般的です(※医院によって異なります)。そのため、保険診療でのスケーリングやクリーニングと比べて費用がかかることがあります。ただし、保険診療ではできない部分まで丁寧にケアができるというメリットがありますので、費用対効果を考えると多くの患者さんが納得されることが多いです。事前に料金や施術内容について、しっかり説明を受けておくと安心です。

次回はどんな人がおすすめか、当医院でのエアフローの流れについて詳しく説明いたします!