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『育てる予防』のスタートライン—MFTと食育が子どもの歯並びを変える理由—part2
今日は前回の続きです!まだご覧になってない方はpart1からどうぞ!
MFTと食育はどう連携させるの?

食べる力を育てることで、口腔機能はもっと伸びる!
MFT・口腔筋機能療法は、口の周りの筋肉の正しい使い方を身につけるトレーニングです。
そして 食育・食べ方の習慣づくり は、その筋肉を実際の生活の中で自然に使う練習場。
この2つは、まるで筋トレと日常動作の関係のように、片方だけでは十分に力を発揮できません。
正しく連携させることで、子どもの口腔機能は驚くほど伸びていきます。
ここでは、その具体的な連携方法をわかりやすく解説します。
「よく噛む食習慣」とMFTで舌と頬の筋肉を育てる
MFT 口腔筋機能療法をしていても、柔らかいものばかり食べていると、舌や頬、あごの力がつきにくいんです。
そこで大事なのが、噛みごたえのある食べ物です。
例えば、こんな食材がオススメです。
- 根菜:にんじん、ごぼう、大根など
- りんご、梨
- ひき肉だけでなく、お肉の塊も
- 海藻類
- きのこ類
こういった食材を食事に取り入れるだけで、毎日の食事が「自然なMFT」になるんです。
なぜ噛むことが大切なの?
- 舌が上あごに押し当てやすくなる。
- 頬の筋肉のバランスがよくなり、頬の内側を噛みにくくなる。
- 下あごがしっかり動いて、正しい位置に落ち着きやすくなる。
- 唾液がたくさん出て、虫歯予防にもなる。
つまり、「よく噛む」ことはMFTの効果を高めるのにとても役立つんです。
「姿勢 × 食べ方」で飲み込みの癖を正す
MFTを進めていても、
・猫背
・ひじをついて食べる
・口が開いたまま食べる
・食べる時に頭が左右に揺れる
などの習慣があると、舌の位置が安定しません。
そこで 正しい食べる姿勢 をセットで覚えてもらうことが大切です。
◎食べる姿勢のポイント
足裏がしっかり床につく、ぶらぶら足にしない
背中は軽く伸ばす
机と体の距離はこぶし1つ分
かみ合わせる時は口が自然と閉じる
姿勢が整うと、
→ 下あごが正しい位置に収まり
→ 舌も正しい位置におさまり
→ 正しい飲み込み、舌が上に押し上がり、前に押し出さないができるようになります。
姿勢の改善は、MFTの効果を何倍にも引き出す重要ポイントです。
「食事リズム」が口腔機能の成長を支える
実は、
食事のリズムも口腔機能の発達に深く関係します。
特に重要なのが
「空腹になる → よく噛んで満たす」
という自然なサイクル。
ダラダラ食べや、常に何かを口にしている状態だと、
舌や唇の緊張状態が続き、正しい動きが育ちません。
◎理想のリズム
3食をしっかり食べる
間食は時間と量を決める
食事中は水かお茶。ジュースで舌がベタつくと機能が低下します。
これだけでも、食べる時の筋肉の使い方が変わり、MFTがスムーズに進みます。
「食育」で身についた良いクセが、MFTの成果を安定させる
MFT口腔筋機能療法を受けているお子さんの中には、トレーニング中は正しい舌の位置を保てるのに、普段の生活では元の悪い癖に戻ってしまう子がいますよね。
そこで大事なのが、食育を通して「日常の動作を正しい癖にする」ことなんです。
例えば、
- 食事中は必ず口を閉じる
- 飲み物はストローではなくコップで飲む
- 猫背にならないように姿勢を正して食べる
- テレビを見ながらではなく、食事に集中する
- 早食いをせず、しっかり噛んで食べる
これらの習慣を身につけることで、日常生活そのものがMFTの復習になり、せっかく良くなった状態が後戻りしにくくなるんです。
歯科医院でのMFT × 家庭での食育
子どもの成長に最強のタッグです
歯科医院で行うMFTは、
専門家が「舌・唇・頬・あご」の正しい使い方を教える場。
家庭での食育は、
その学んだ動きが“自然と身につく生活”を作る場。
この2つが連携すると…
✔ 頭部の姿勢が安定する
✔ 鼻呼吸が自然にできる
✔ 飲み込みが正しくなる
✔ 口が閉じやすくなる
✔ 歯並びが整いやすくなる
✔ 顔つきが健康的に育つ
✔ 食事の姿勢が良くなる
✔ 健康面でもメリットが大きい
まさに「育てる予防」の完成です。
まとめ・次回予告

MFTと食育で実現する「育てる予防」という新しい考え方
MFT口腔筋機能療法と食育を組み合わせると、子どもの歯並びや口の機能がなぜ大きく変わるのか、これまで説明してきました。
私たちが歯科の現場で日々感じているのは、歯並びは「遺伝だけでは決まらない」ということです。これは紛れもない事実です。
確かに骨格も関係します。
しかし同じ遺伝子を持つ兄弟でも、普段の姿勢とか、食べ方、噛み方、飲み込み方とか、呼吸の仕方、舌の癖とか、筋肉の使い方によって、歯並びも顔つきも違ってきます。
そして、これらの要素はすべてMFTと食育で改善できる、つまり「育てられる部分」なのです。
MFTは「筋トレ」、食育は「実践の場」
MFTは、舌、唇、頬、顎といった口周りの筋肉をちゃんと使えるようにする練習です。でも、練習で身につけた動きを普段の生活で意識しないと、なかなか身につきません。
例えば、
- よく噛んで食べる
- 口を閉じて食べる
- 姿勢を正して食事をする
- 飲み込む時に舌を出さない
- 鼻で呼吸をする
- だらだら食いをやめる
こういった日々の食事の行動を意識することで、自然と筋肉が鍛えられ、舌の位置が正され、飲み込みの癖が改善され、口呼吸が減り、結果的に歯並びも良い方向に向かいます。
つまり、MFTで口の筋肉を鍛え、食育でその筋肉を使いこなす習慣を作る。この組み合わせこそが、子どもの歯並びと健康を守る、一番良い方法だと思います。
食べ方・姿勢・呼吸の改善で “口の機能” は飛躍的に伸びる
実際、MFTと食育を上手に連携できているお子さんは、次のような変化が見られます。
● 食べている時に口を閉じられるようになった
● 飲み込む時に舌が前に出にくくなった
● 鼻呼吸が自然にできる
● 姿勢が良くなり集中力が上がった
● 頬の内側を噛むことが減った
● 噛む回数が増え、食事時間が落ち着いてきた
● 下あごが安定し、歯並びが整いやすくなった
これらは“歯並び”だけの問題ではありません。
食べる力・話す力・姿勢・呼吸・脳の発達 にまで関与する、とても重要な変化です。
そして、その変化を支えるのは特別な道具ではなく、
日々の食事・姿勢・呼吸習慣という「家庭でできること」ばかり。
だからこそ、保護者の方の関わり方がとても大切で、
歯科医院と家庭が協力することで、子どもの成長は驚くほど変わります。
「育てる予防」へ――これからの歯科医療がめざす未来
これまでの歯科は「できてしまった問題に対処する」のが中心でしたが、
これからは
“問題を育てないための予防” が主役になります。
特に小児の口腔発達は、
日々の生活習慣の積み重ねで大きく変わるため、
早期介入 × 正しい習慣づけ = 将来の歯並びを守る最大の鍵
といえるでしょう。
MFTと食育の統合は、その象徴ともいえる予防のかたちです。
「食べる力・噛む力・飲み込む力」が育つと、
自然と舌も正しい場所に落ち着き、鼻呼吸ができ、顔の発育も整い、歯並びも安定する——。
これは、ただ“歯をきれいに並べる”だけではなく、
子どもの 全身の成長と健康を支える本質的なアプローチ なのです。
次回予告
第2記事「家庭でできる!MFT×食育の実践ステップ」**
今回の記事では、MFTと食育がどのように連携し、なぜそれが重要なのかをお伝えしました。
しかし、実際に保護者の方が気になるのは…
- 何をどう始めればいいの?
- 家でどんな食事を出せばいい?
- 姿勢ってどう直せばいい?
- 舌のトレーニングはどのくらい必要?
- 噛む力を育てる簡単メニューは?
-「よく噛ませたい」けど実際はすぐ飲み込んでしまう…どうしたら?
こうした“今日からできる具体策”ですよね。
そこで次回の第2記事では、
家庭で無理なく続けられる「実践のコツ」 を徹底的に分かりやすくまとめます。
● MFTの基本トレーニング
● 食べる姿勢の整え方
● 噛む力を伸ばす食材・レシピ
● 誤った飲み込みのクセの見抜き方
● 口呼吸を減らす生活習慣
● 家庭での声かけのポイント
● 歯科医院との協力の仕方
など、親御さんが「これならできそう!」と感じられる内容をギュッと詰め込んでお届けします。
子どもの歯並びや口腔の発達は、今日から確実に変えられます。
ぜひ次回も楽しみにしていてくださいね。
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