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2026年06月21日

知らないうちに歯並びを悪くしているかも?歯並びが悪くなる習慣と口腔習癖を歯科衛生士が解説!part1

「歯並びが悪いのは遺伝だから仕方ない」

そんなふうに思っている方も多いかもしれません。

もちろん遺伝的な影響もありますが、実は毎日の何気ないクセや習慣が歯並びに大きく関係していることがあります。

例えば、口がポカンと開いていることが多い、頬杖をつくクセがある、いつも同じ側ばかりで噛んでいる…。一見すると歯並びとは関係なさそうな習慣ですが、長い時間続くことで歯や顎に少しずつ影響を与えてしまうことがあるのです。

こうしたお口まわりのクセは「口腔習癖」と呼ばれています。

特に成長期のお子さまはもちろん、大人でも歯並びや噛み合わせに影響することがあるため注意が必要です。また、せっかく矯正治療をしてきれいになった歯並びが後戻りする原因になることもあります。

今回は、歯並びを悪くしてしまう代表的な習慣や口腔習癖について詳しくご紹介します。ご自身やお子さまに当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

口腔習癖とは?

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス 歯並び悪くなる習慣
歯並びが悪くなる口腔習癖

口腔習癖とは、お口まわりで無意識に行っているクセのことをいいます。

例えば、口がいつも開いている、舌で前歯を押す、唇を噛む、頬杖をつくといった行動も口腔習癖のひとつです。本人は特に意識していないことが多く、「クセだから仕方ない」と思われがちですが、実はこうした習慣が歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。

歯は一見するとしっかり固定されているように見えますが、実際には周囲の筋肉や舌、唇から受ける力のバランスによって位置が保たれています。そのため、弱い力であっても長時間かかり続けると、少しずつ歯が動いてしまうことがあるのです。

例えば、舌で前歯を押すクセがある場合、その力が毎日何度も加わることで前歯が前方へ傾き、出っ歯やすきっ歯の原因になることがあります。また、口呼吸によって常に口が開いている状態が続くと、お口まわりの筋肉のバランスが崩れ、歯並びや顎の成長に影響を与えることもあります。

こうした口腔習癖は子どもだけの問題ではありません。大人になってからも続いている場合、歯並びの乱れや噛み合わせの不調、さらには矯正治療後の後戻りにつながることがあります。

歯並びが悪くなる原因というと遺伝を思い浮かべる方が多いですが、実際には毎日の生活習慣やお口の使い方も大きく関係しています。だからこそ、歯並びを整えることだけでなく、その原因となっている口腔習癖を改善することも大切なのです。

まずは自分にどのようなクセがあるのかを知ることが、きれいな歯並びへの第一歩といえるでしょう。

歯並びを悪くする代表的な口腔習癖

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歯並びが悪くなる口腔習癖

口呼吸

歯並びを悪くする口腔習癖の中でも、特に注意したいのが「口呼吸」です。

本来、人は鼻で呼吸をするのが自然な状態です。しかし、アレルギー性鼻炎や鼻づまり、クセなどが原因で口呼吸が習慣化してしまうことがあります。

口呼吸の方によく見られる特徴として、「気付くと口が開いている」「寝ているときに口が開いている」「唇が乾燥しやすい」「いびきをかく」などがあります。本人は無意識のことが多いため、自分では気付いていないケースも少なくありません。

口呼吸が続くと、お口まわりの筋肉のバランスが崩れやすくなります。通常、歯は舌と唇・頬から受ける力のバランスによって正しい位置に保たれています。しかし、口が開いた状態が続くと唇の力が十分に働かなくなり、歯並びや顎の発育に影響を与えることがあります。

特に成長期のお子さまでは、上顎の幅が狭くなったり、前歯が前方に出たりする原因になることがあります。また、口が開いている状態が続くことで舌の位置も下がりやすくなり、歯並びの乱れをさらに助長してしまう場合もあります。

近年では「お口ぽかん」という言葉を耳にする機会も増えました。日常的に口が開いている状態は見た目だけの問題ではなく、口呼吸や口腔機能の発達不足が隠れているサインかもしれません。

また、大人の場合でも口呼吸によって歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。さらに、お口の中が乾燥しやすくなるため、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まることも知られています。

「いつも口が開いている気がする」「家族から口呼吸を指摘されたことがある」という方は、一度ご自身のお口の状態をチェックしてみることをおすすめします。

舌で前歯を押すクセ~舌突出癖~

舌癖とは、舌の使い方や位置に関する悪いクセのことをいいます。その中でも特に歯並びに影響しやすいのが、舌で前歯を押すクセ、舌突出癖です。

普段何もしていないときや、飲み込むときに舌が前歯に触れていたり、前歯を押していたりする方は注意が必要です。舌は筋肉のかたまりであり、思っている以上に強い力を持っています。そのため、舌で歯を押す動作が毎日繰り返されると、少しずつ歯が動いてしまうことがあります。

特に飲み込むたびに舌が前に出るクセがある場合、その力は1日に何百回も歯に加わることになります。わずかな力でも長時間、そして何度も繰り返されることで、前歯が前方へ傾き、出っ歯やすきっ歯の原因になることがあります。

また、舌突出癖は前歯がしっかり噛み合わず、上下の前歯の間に隙間ができる「開咬」の原因になることもあります。前歯で食べ物を噛み切りにくい、発音しにくいといった症状がみられる場合は、舌のクセが関係しているかもしれません。

こうした舌癖は子どもだけでなく、大人にもみられます。さらに、矯正治療によって歯並びが整った後も舌癖が改善されていないと、歯を押す力によって後戻りを起こす原因になることがあります。

舌のクセは自分では気付きにくいため、長年続いているケースも少なくありません。鏡を見たときに舌が前歯に触れていないか、飲み込むときに舌が前に出ていないかを一度確認してみましょう。

歯並びを整えるためには歯だけを見るのではなく、歯を動かしてしまう原因となる舌の使い方にも目を向けることが大切です。

低位舌~舌の位置が下がっている状態~

歯並びに影響を与える舌の問題は、舌で前歯を押すクセだけではありません。実は、普段の舌の位置も歯並びや顎の成長に深く関係しています。

本来、舌は上顎に軽く触れた状態で収まっているのが理想的です。しかし、何もしていないときに舌が下の歯の裏側にあったり、お口の底に落ちていたりする状態を「低位舌」といいます。

自分ではなかなか気付きにくいのですが、低位舌の方は意外と少なくありません。

舌はお口の中ではとても大きな筋肉です。その舌が本来あるべき位置にないと、歯や顎を支える力のバランスが崩れてしまいます。特に成長期のお子さまでは、上顎が十分に発達しにくくなったり、歯が並ぶスペースが不足したりする原因になることがあります。

また、舌が下がることで口が開きやすくなり、口呼吸につながるケースも少なくありません。飲み込むときに舌が前に出やすくなるため、舌突出癖を引き起こすこともあります。

つまり、低位舌は単独の問題ではなく、口呼吸や舌癖などさまざまな口腔習癖の出発点になっていることがあるのです。

次のような特徴がある方は低位舌の可能性があります。

・気付くと口が開いていることが多い
・口呼吸をしている
・飲み込むときに唇に力が入る
・前歯が出ている、歯並びがガタガタしている
・矯正治療後に後戻りが気になる

低位舌は見た目だけでは判断が難しく、自分では正常だと思っていることもあります。しかし、歯並びや噛み合わせを考えるうえで、舌の位置はとても重要なポイントです。

歯並びを整えるためには歯そのものだけでなく、舌やお口まわりの筋肉が正しく機能しているかを確認することも大切です。

お口ぽかん

最近、「お口ぽかん」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

お口ぽかんとは、その名の通り無意識のうちに口が開いている状態のことをいいます。テレビを見ているときやゲームをしているとき、勉強中や睡眠中など、気付くと口が開いている場合は注意が必要です。

特に近年は、お口ぽかんのお子さまが増えているといわれています。一見すると単なるクセのように思えますが、実は歯並びや噛み合わせ、お口の機能の発達にも関係することがあります。

本来、安静時には唇が自然に閉じられ、舌は上顎に軽く触れた位置にあるのが理想です。しかし、お口ぽかんの状態では唇が閉じられておらず、舌も低い位置に下がっていることが少なくありません。

この状態が続くと、お口まわりの筋肉が十分に働かなくなり、歯を支える力のバランスが崩れてしまいます。その結果、出っ歯や歯並びのガタつき、噛み合わせの乱れなどにつながることがあります。

また、お口ぽかんは口呼吸のサインである場合もあります。口呼吸が続くとお口の中が乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まるだけでなく、風邪などの感染症にもかかりやすくなることがあります。

お子さまの場合は、口腔機能の発達不足や舌の筋力低下、鼻づまりなどが原因となっていることもあります。そのため、「そのうち治るだろう」と様子を見るだけではなく、原因を確認することが大切です。

もしお子さまやご自身に「気付くと口が開いている」「唇を閉じるのが苦手」「口呼吸をしている」といった様子がみられる場合は、お口の機能や舌の使い方に問題が隠れているかもしれません。

歯並びを守るためには、歯だけでなくお口まわりの筋肉や呼吸の仕方にも目を向けることが大切です。

本日はここまで!次回もお楽しみに!
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