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歯が痛い原因は何?考えられる症状と今すぐできる対処法を解説part2
前回の記事をお読みでない方はpart1からぜひご覧ください。
原因別・歯の痛みの特徴part2

親知らず
奥歯のさらに奥が痛む場合、原因として考えられるのが親知らずです。親知らずは10代後半から20代頃に生えてくることが多い歯ですが、まっすぐ正常に生えてこないケースも多く、それによって痛みや腫れなどのトラブルが起こりやすくなります。
特に多いのが、親知らずの一部だけが歯ぐきから出ている状態です。この部分に汚れや細菌が溜まりやすくなることで、周囲の歯ぐきに炎症が起こります。これを「智歯周囲炎」と呼び、親知らずの痛みの代表的な原因のひとつです。
親知らずによる痛みには、次のような特徴があります。
・奥歯のさらに奥が痛む
・歯ぐきが腫れる
・噛むと違和感がある
・口を開けにくい
・飲み込むと痛いことがある
炎症が軽いうちは「なんとなく違和感がある」程度ですが、悪化するとズキズキとした強い痛みへ変わっていきます。また、腫れが強くなると口が開けづらくなったり、頬まで腫れてしまうこともあります。場合によっては発熱や倦怠感を伴うこともあり、日常生活に支障が出るケースも少なくありません。
さらに、親知らずは斜めや横向きに生えていることも多く、手前の歯を押してしまうことがあります。その結果、親知らずだけでなく、隣の歯まで虫歯や歯周病になってしまうケースもあります。
また、「痛みが出たり落ち着いたりを繰り返す」のも親知らずの特徴です。一時的に症状が落ち着くと「治ったかな?」と思ってしまいがちですが、根本的な原因が解決していない場合、疲れや体調不良をきっかけに再び炎症が起こることがあります。
親知らずは、生え方や位置によってトラブルの起こりやすさが大きく変わります。まっすぐ問題なく生えている場合もありますが、違和感や腫れを繰り返している場合は、早めに歯科医院で状態を確認することが大切です。
歯のヒビ・破折
「虫歯はないと言われたのに、噛むと痛い」「特定の場所だけピキッと痛む」
このような症状がある場合、歯にヒビが入っていたり、歯が割れている可能性があります。実は、歯のヒビや破折は見た目だけではわかりにくく、気づかないうちに症状が進行していることも少なくありません。
歯のヒビいわゆるクラックは、歯に細かな亀裂が入っている状態を指します。そして、そのヒビが大きくなり、歯が割れてしまった状態が「破折」です。どちらも虫歯とは違う痛み方をすることが多く、特に“噛んだ瞬間の鋭い痛み”が特徴です。
歯のヒビ・破折による痛みには、次のような特徴があります。
・噛んだ瞬間にピキッと痛む
・硬いものを噛むと違和感がある
・痛む場所がはっきりしている
・冷たいものでしみることがある
・症状が出たり落ち着いたりを繰り返す
特に、「噛んで離した瞬間に痛い」という症状は、ヒビが入っているときによく見られます。これは噛んだ圧力によってヒビがわずかに広がり、刺激が神経に伝わるためです。
歯にヒビが入る原因としては、転倒やぶつけた衝撃だけでなく、日常的な食いしばりや歯ぎしり、硬いものをよく噛む習慣なども関係しています。また、神経を取った歯は強度が弱くなるため、破折のリスクが高くなる傾向があります。
厄介なのは、細かなヒビは肉眼では見えにくく、レントゲンにも映らないことがある点です。そのため、「原因がよくわからない痛み」として長引いてしまうケースもあります。
さらに、ヒビを放置してしまうと、そこから細菌が入り込み、神経の炎症や根の感染につながることがあります。破折が大きく進行した場合には、歯を残すことが難しくなり、抜歯が必要になるケースもあります。
「虫歯じゃないのに痛い」「噛むたびに違和感がある」という場合は、歯のヒビや破折が隠れている可能性もあります。早めに歯科医院で確認することで、歯を守れる可能性が高くなります。
噛み合わせ・食いしばり
「虫歯はないと言われたのに歯が痛い」「朝起きると歯がだるい感じがする」
そんな場合、原因として考えられるのが噛み合わせや食いしばりです。実は、歯そのものに問題がなくても、歯に過剰な力がかかることで痛みや違和感が出ることがあります。
私たちは普段、食事や会話以外では上下の歯が接触していないのが正常な状態です。しかし、無意識のうちに歯を強く噛みしめる食いしばりや、寝ている間の歯ぎしりがあると、歯や周囲の組織に大きな負担がかかります。その力は、自分の体重以上になることもあると言われています。
噛み合わせや食いしばりによる痛みには、次のような特徴があります。
・朝起きたときに歯が痛い・だるい
・歯全体が浮いたように感じる
・噛むと違和感がある
・特定の歯だけに負担がかかって痛む
・肩こりや顎の疲れを伴うことがある
特に多いのが、「朝に症状が強い」というケースです。これは、睡眠中に無意識で歯ぎしりや食いしばりをしているためで、起床時に顎や歯へ疲労が蓄積している状態になっています。
また、噛み合わせのバランスが悪いと、一部の歯だけに強い力が集中してしまいます。その結果、歯の根元に負担がかかり、痛みや知覚過敏のような症状が出ることもあります。さらに、長期間負担が続くと、歯にヒビが入ったり、詰め物・被せ物が取れやすくなるケースもあります。
食いしばりはストレスや集中時にも起こりやすいです。日中に無意識で歯を噛み締めている方も少なくありません。パソコン作業やスマートフォンを見ているとき、気づくと奥歯に力が入っているという方も多いです。
噛み合わせや食いしばりによる痛みは、虫歯のようにわかりやすい見た目の変化が少ないため、原因に気づきにくいのが特徴です。しかし、そのまま放置すると歯や顎への負担が蓄積し、ヒビや破折、顎関節症などにつながることもあります。
「虫歯ではないのに歯が痛い」「原因不明の違和感が続いている」という場合は、噛み合わせや食いしばりが関係している可能性もあるため、一度歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。
感染根尖周囲炎
「以前に神経を取った歯がまた痛くなってきた」「噛むと歯の根元が響くように痛い」
このような症状がある場合、感染根尖周囲炎の可能性があります。
感染根尖周囲炎とは、歯の根の中に細菌が入り込み、歯の根の先に炎症や膿がたまっている状態です。虫歯が深く進行した場合だけでなく、過去に神経の治療をした歯でも起こることがあります。
初期の段階では違和感程度のこともありますが、炎症が強くなるにつれて、噛んだときの痛みやズキズキした症状が出てきます。特に「歯が浮いた感じがする」「その歯だけ当たると痛い」という訴えはよく見られます。
感染根尖周囲炎による痛みには、次のような特徴があります。
・噛むと痛い
・歯が浮いたように感じる
・ズキズキとした痛みが出ることがある
・歯ぐきが腫れることがある
・膿がたまると強い痛みや腫れが出る
炎症が進行すると、歯の根の先に膿がたまり、歯ぐきがぷくっと腫れることがあります。さらに悪化すると、顔まで腫れたり、発熱を伴うケースもあります。
また、感染根尖周囲炎は「痛みが出たり落ち着いたりを繰り返す」のも特徴です。一時的に症状が軽くなることがありますが、細菌感染そのものがなくなったわけではないため、疲労や体調不良をきっかけに再び悪化することがあります。
原因としては、深い虫歯の放置、神経の治療後の再感染、歯のヒビや破折などが挙げられます。特に、過去に治療した歯は見た目では問題がわかりにくいため、「昔治療した歯だから大丈夫」と思い込んでしまうケースも少なくありません。
感染根尖周囲炎は自然に治ることはほとんどなく、根管治療つまり歯の根の治療が必要になることが多い病気です。放置すると炎症が広がり、歯を残せなくなる可能性もあるため、「噛むと痛い」「歯ぐきが腫れている」といった症状がある場合は、早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。
放置するとどうなる?

虫歯を放置した場合
「少ししみるだけだから大丈夫」「痛みが落ち着いたから治ったかも」
このように、虫歯の症状をそのまま放置してしまう方は少なくありません。しかし、虫歯は自然に治ることはなく、放置するほど少しずつ進行していく病気です。
初期の虫歯では、冷たいものが少ししみる程度で済むこともあります。この段階であれば、比較的小さな治療で終えられるケースも多いですが、放置すると虫歯は歯の内部へどんどん進行していきます。
虫歯が深くなると、次第に痛みが強くなり、「ズキズキする」「噛むと痛い」といった症状が出るようになります。さらに進行して歯の神経まで細菌感染が広がると、強い炎症が起こり、何もしなくても痛みが続くようになります。夜眠れないほど痛くなるケースも珍しくありません。
また、「急に痛みがなくなったから治った」と思う方もいますが、これは注意が必要です。実際には、虫歯によって神経が死んでしまい、一時的に痛みを感じなくなっているだけの場合があります。決して改善したわけではなく、むしろ状態は悪化している可能性があります。
神経が死んだ歯をそのまま放置すると、歯の根の先に膿がたまり、再び激しい痛みや腫れが起こることがあります。症状が進行すると、顔まで腫れてしまったり、発熱を伴うケースもあります。
さらに、虫歯が大きくなると歯の大部分が失われ、歯を残すこと自体が難しくなることもあります。最終的には抜歯が必要になるケースもあり、「もっと早く治療しておけばよかった…」と後悔される方も少なくありません。
虫歯を放置した場合、起こりやすい変化をまとめると、次のようになります。
・しみる程度だった痛みが強くなる
・神経まで進行してズキズキ痛む
・神経が死んで一時的に痛みが消えることがある
・根の先に膿がたまり、腫れや強い痛みが出る
・最終的に抜歯が必要になる場合がある
虫歯は、早い段階で治療するほど歯へのダメージを抑えやすく、治療期間や負担も少なく済みます。「まだ大丈夫かな」と我慢せず、小さな違和感のうちに歯科医院で確認してもらうことが大切です。
歯周病を放置した場合
歯周病は「痛みが少ない病気」と言われることが多く、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、「少し歯ぐきが腫れているだけ」「たまに血が出るくらいだから大丈夫」と、そのまま放置してしまう方も少なくありません。しかし、歯周病は放置するほど静かに進行し、気づいた頃には大きなトラブルにつながっていることもあります。
初期の歯周病では、歯ぐきの赤みや腫れ、歯磨き時の出血などが主な症状です。この段階ではまだ強い痛みがないことが多いため、危機感を持ちにくいのが特徴です。
しかし、炎症を放置していると、細菌によって歯を支えている骨が少しずつ溶かされていきます。すると、歯ぐきが下がったり、歯と歯の間に隙間ができたり、「歯が長くなった気がする」と感じることがあります。
さらに進行すると、歯がグラグラし始め、噛んだときに痛みや違和感が出るようになります。硬いものが噛みにくくなったり、「歯が浮いているような感じ」がすることもあります。
また、歯周病が急激に悪化すると、歯ぐきが大きく腫れて膿がたまます。ズキズキとした強い痛みが出ることがあります。場合によっては頬まで腫れたり、発熱を伴うケースもあり、日常生活に支障が出ることもあります。
歯周病を放置した場合、起こりやすい変化をまとめると、次のようになります。
・歯ぐきの腫れや出血が悪化する
・歯ぐきが下がる
・歯を支える骨が溶ける
・歯がグラつくようになる
・噛むと痛みが出る
・最終的に歯が抜けてしまうことがある
さらに歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。近年では、糖尿病や心疾患など全身の健康との関係も指摘されており、全身に影響を及ぼす可能性もあると考えられています。
歯周病は、一度失われた骨を完全に元に戻すことが難しい病気です。だからこそ、「まだ痛くないから大丈夫」ではなく、早めのケアや定期的なチェックがとても大切になります。歯ぐきの出血や腫れなど、小さなサインを見逃さないようにしましょう。
今日はここまで!次回もお楽しみに!
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