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2026年06月28日

知らないうちに歯並びを悪くしているかも?歯並びが悪くなる習慣と口腔習癖を歯科衛生士が解説!part2

前回の記事をお読みでない方は是非part1からご覧ください。

歯並びを悪くする代表的な口腔習癖part2

和光市 歯医者 和光市デンタルオフィス 歯並び
歯並びを悪くする習慣

唇を噛む・吸うクセ

唇を噛んだり吸ったりするクセも、歯並びに影響を与える口腔習癖のひとつです。

考えごとをしているときや集中しているとき、無意識のうちに下唇を噛んでしまう方はいませんか?また、お子さまの場合は唇を吸うクセが続いていることもあります。

一度や二度であれば問題ありませんが、こうしたクセが長期間続くと歯に持続的な力が加わり、歯並びや噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。

特に多いのが、上の前歯で下唇を噛むクセです。この状態が続くと、上の前歯は前方へ押し出されやすくなり、反対に下の前歯は内側へ押される力を受けます。その結果、出っ歯のような歯並びになったり、上下の前歯の噛み合わせが乱れたりすることがあります。

また、唇を吸うクセがある場合も同様です。唇やお口まわりの筋肉の使い方に偏りが生じることで、歯列や顎の発育に影響を与える可能性があります。

こうしたクセはストレスや緊張、不安などがきっかけになっていることもあり、「やめなさい」と注意するだけでは改善が難しい場合もあります。そのため、まずはクセがあることに気付き、どのような場面で行っているのかを知ることが大切です。

また、唇を噛むクセがある方は、口呼吸やお口ぽかん、舌の位置の異常など、ほかの口腔習癖を併せ持っていることも少なくありません。歯並びが気になる場合は、歯だけを見るのではなく、お口全体の機能や習慣を確認することが重要です。

何気なく行っている唇のクセも、毎日繰り返されることで少しずつ歯並びに影響を与えていきます。きれいな歯並びを維持するためには、こうした小さな習慣にも目を向けてみましょう。

頬杖をつくクセ

ここまではお口の中のクセについてご紹介してきましたが、実は日常生活の何気ない習慣も歯並びや噛み合わせに影響することがあります。

その代表的なものが「頬杖」です。

勉強中や仕事中、スマートフォンを見ているときなど、無意識のうちに頬杖をついている方も多いのではないでしょうか。一時的であれば大きな問題になることは少ないですが、毎日のように長時間続けている場合は注意が必要です。

頬杖をつくと、手や腕の重さが顎や歯に加わります。自分では軽く支えているつもりでも、長時間同じ方向から力がかかり続けることで、歯や顎の位置に少しずつ影響を与えることがあります。

特にいつも同じ側で頬杖をつくクセがある場合は、顔や顎の左右のバランスが崩れたり、噛み合わせがずれたりする原因になることもあります。成長期のお子さまでは顎の発育に影響する可能性もあるため注意が必要です。

また、頬杖によって顎の位置が偏ることで、一部の歯に負担が集中しやすくなったり、顎関節に負担がかかったりすることもあります。歯並びだけでなく、顎の痛みや違和感につながるケースもあります。

頬杖は無意識に行っていることが多いため、「気付いたらやめる」を繰り返すことが改善への第一歩です。

歯並びは強い力だけでなく、弱い力が長時間かかり続けることでも変化することがあります。何気ない頬杖の習慣も、将来の歯並びや噛み合わせに影響を与える可能性があるため注意が必要です。

片側だけで噛むクセ

食事をするとき、いつも同じ側ばかりで噛んでいませんか?

実は、片側だけで噛むクセも歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。

本来、食事の際は左右の歯をバランスよく使って噛むのが理想です。しかし、「右側のほうが噛みやすい」「左側で噛むのがなんとなく楽」といった理由から、無意識のうちに同じ側ばかり使っている方は少なくありません。

片側だけで噛む状態が長く続くと、顎の筋肉の使われ方に偏りが生じます。よく使う側の筋肉ばかりが発達し、反対側とのバランスが崩れることで、噛み合わせや顎の動きに影響が出ることがあります。

また、片側の歯だけに負担が集中するため、一部の歯がすり減りやすくなったり、歯や顎に余計な負担がかかったりすることもあります。その結果、噛み合わせがずれたり、歯並びの乱れにつながったりする可能性があります。

さらに、片側噛みには何らかの原因が隠れている場合もあります。例えば、むし歯や歯周病による痛み、詰め物や被せ物の違和感、親知らずの影響などによって、無意識に反対側ばかり使うようになっているケースも少なくありません。

「いつも同じ側で噛んでいる気がする」「片側でしか噛めない」と感じる場合は、その原因を確認することも大切です。

普段の食事では、左右どちらの歯も意識して使うよう心がけてみましょう。最初は違和感があるかもしれませんが、バランスよく噛む習慣はお口の健康を守ることにもつながります。

何気ない食事のクセも、毎日の積み重ねによって歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。きれいな歯並びを維持するためには、日頃の噛み方にも目を向けることが大切です。

うつ伏せ寝・横向き寝

歯並びに影響を与える習慣として、意外と見落とされやすいのが寝るときの姿勢です。

特に、うつ伏せ寝やいつも同じ方向を向いて寝る横向き寝の習慣がある方は注意が必要です。

寝ている間は無意識の状態のため、自分ではなかなか気付きません。しかし、一晩の睡眠時間は6〜8時間ほどあります。その間ずっと顔や顎の一部に圧力がかかり続けることで、歯や顎に少しずつ負担がかかることがあります。

例えば、うつ伏せ寝では顔全体が枕に押し付けられるため、顎や歯列に横から力が加わりやすくなります。また、横向き寝の場合も、いつも同じ方向ばかり向いて寝ていると、顔や顎の左右のバランスに影響を与える可能性があります。

もちろん、寝相だけで歯並びが大きく変化するわけではありません。しかし、成長期のお子さまや、もともと歯並びや噛み合わせに問題がある方の場合は、長期間続くことで影響が現れることもあります。

また、うつ伏せ寝や横向き寝は歯並びだけでなく、顎関節への負担につながることもあります。朝起きたときに顎が疲れている、口が開けにくい、顎が痛むといった症状がある場合は、寝る姿勢が関係している可能性も考えられます。

寝ている間の姿勢を完全にコントロールすることは難しいですが、できるだけ仰向けで寝ることを意識したり、自分の寝方に偏りがないか確認したりすることは大切です。

歯並びというと歯そのものに目が向きがちですが、実際には毎日の生活習慣も深く関係しています。何気なく続けている寝る姿勢も、お口の健康を考えるうえで見直したいポイントのひとつです。

歯並びが悪くなるとどんな問題が起こる?

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歯並びの乱れは見た目だけの問題と思われがちですが、実はお口の健康や全身の健康にもさまざまな影響を与えることがあります。

歯は正しい位置に並び、上下がバランスよく噛み合うことで本来の機能を発揮しています。しかし、歯並びや噛み合わせが乱れると、お口の中にさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

まず挙げられるのが、むし歯や歯周病のリスクの増加です。歯が重なっている部分やデコボコしている部分は歯ブラシが届きにくく、磨き残しが発生しやすくなります。その結果、プラークがたまりやすくなり、むし歯や歯周病の原因となることがあります。

また、噛み合わせが悪いと食べ物をしっかり噛めなくなることがあります。十分に噛まずに飲み込んでしまうことで胃腸に負担がかかったり、食事の満足感が得られにくくなったりすることもあります。

さらに、歯並びによっては発音に影響が出る場合もあります。特に前歯の隙間が大きい場合や、前歯が噛み合っていない場合は、空気が漏れやすくなり、一部の言葉が発音しにくくなることがあります。

噛み合わせの乱れは顎関節にも負担をかけます。顎の痛みや口の開けづらさ、顎を動かしたときの音などの症状につながることもあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。

そして、見た目に関する悩みも少なくありません。歯並びが気になって思い切り笑えなかったり、人前で口元を隠してしまったりする方もいます。歯並びへのコンプレックスが自信の低下につながることもあります。

歯並びは単に見た目を整えるためだけのものではなく、「しっかり噛む」「話す」「磨く」といったお口の大切な機能とも深く関係しています。

だからこそ、歯並びを悪くする習慣や口腔習癖に早めに気付き、改善していくことが大切なのです。

歯並びを守るために今日からできること

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歯並びのためにできること

歯並びを悪くする口腔習癖や生活習慣についてご紹介してきましたが、これらのクセは意識することで改善できる場合もあります。

もちろん、長年続いているクセをすぐに直すことは簡単ではありません。しかし、毎日の小さな積み重ねが将来の歯並びやお口の健康につながります。

鼻呼吸

まず意識したいのが「鼻呼吸」です。普段から口が開いていないか確認し、できるだけ鼻で呼吸をするよう心がけましょう。鼻呼吸は歯並びだけでなく、お口の乾燥や口臭予防にもつながります。

舌の位置

次に、舌の位置をチェックしてみましょう。何もしていないときに舌が下の歯の裏側にある方は、低位舌の可能性があります。本来、舌は上顎に軽く触れている状態が理想です。正しい舌の位置を意識することで、お口まわりの筋肉のバランスを整えることにつながります。

くせの改善

また、頬杖や片側だけで噛むクセ、うつ伏せ寝などの習慣がある方は、自分のクセに気付くことから始めてみましょう。無意識に行っていることが多いため、まずは意識するだけでも改善への第一歩になります。

お口ポカン

お子さまの場合は、「お口ぽかん」や口呼吸がないか観察してみることも大切です。成長期は顎や歯並びが発達する大切な時期です。早い段階で問題に気付くことで、将来的な歯並びへの影響を減らせる可能性があります。

お口のトレーニング

また、歯並びを守るためには歯だけを見るのではなく、お口の機能全体を整えることも重要です。舌や唇、お口まわりの筋肉を正しく使えるようにするトレーニングつまりMFT:口腔筋機能療法が有効な場合もあります。

「うちの子のお口ぽかんが気になる」「矯正治療後の後戻りを防ぎたい」「自分のクセが歯並びに影響しているか知りたい」など、気になることがあれば歯科医院へ相談してみましょう。

歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。毎日の習慣やお口の使い方を見直すことも、きれいな歯並びを守るための大切なポイントです。

こんな症状があれば歯科医院へ相談を

歯並びを悪くする口腔習癖や生活習慣は、自分では気付いていないことも少なくありません。

「そのうち治るかな」「ただのクセだから大丈夫」と思っていても、実は歯並びや噛み合わせに影響を与えている場合があります。

まずは次の項目に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

□ 気付くと口が開いていることが多い

□ 口呼吸をしていると言われたことがある

□ 寝ているときに口が開いている

□ 舌が前歯に触れていることが多い

□ 飲み込むときに唇や顎に力が入る

□ 前歯が出てきた

□ 歯と歯の間に隙間ができている

□ 頬杖をつくクセがある

□ いつも同じ側ばかりで噛んでいる

□ お子さまのお口がいつもぽかんと開いている

□ 矯正治療後に歯並びが戻ってきた

いかがでしたか?

複数当てはまる場合は、口腔習癖やお口の機能が歯並びに影響している可能性があります。

特にお子さまの場合は、成長とともに顎や歯並びが発達していくため、早い段階で問題に気付くことが大切です。口呼吸やお口ぽかん、舌のクセなどを改善することで、将来的な歯並びへの影響を軽減できる場合もあります。

また、大人の方でも安心はできません。長年続いている口腔習癖が歯並びや噛み合わせの乱れ、矯正治療後の後戻りにつながっていることもあります。

「自分ではよく分からない」「子どもの歯並びが心配」「クセが歯並びに影響しているか知りたい」という場合は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。

歯並びの問題は歯だけでなく、舌や唇、お口まわりの筋肉の使い方が関係していることも少なくありません。気になる症状がある場合は、早めにチェックを受けることで適切な対策につなげることができます。

まとめ

歯並びが悪くなる原因というと、「遺伝だから仕方ない」と思われることも少なくありません。しかし実際には、口呼吸や舌のクセ、お口ぽかん、頬杖、片側噛みなど、日常の何気ない習慣が歯並びや噛み合わせに影響していることがあります。

こうした口腔習癖は、自分ではなかなか気付きにくいものです。特にお子さまの場合は、成長とともに顎や歯並びが変化していくため、早い段階で気付いてあげることが大切です。また、大人の方でも長年のクセが歯並びの乱れや矯正治療後の後戻りにつながっている場合があります。

歯並びを整えるためには、歯だけを見るのではなく、お口の機能や習慣にも目を向けることが大切です。

和光市デンタルオフィスでは、小児矯正や成人矯正はもちろん、口腔機能管理や口腔筋機能療法のMFTにも力を入れています。歯並びだけでなく、口呼吸やお口ぽかん、舌のクセなど、お口まわりの機能についてもご相談いただけます。

「子どもの歯並びが気になる」「口がいつも開いている」「矯正が必要なのか相談したい」「歯並びを悪くするクセがないか知りたい」など、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

将来のお口の健康を守るためにも、まずはご自身やお子さまのお口のクセに目を向けることから始めてみましょう。

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