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寝ている間の口呼吸が原因?朝の口の乾きと歯への影響を歯科衛生士が解説!part2
寝ている間の口呼吸を防ぐためにできること

寝ている間に口が開いてしまうなら、閉じて寝ればいいんじゃないか。
そう思うかもしれませんが、寝てしまったら口が開いているかどうかなんてわからないですし、朝までずっと意識しておくのは無理な話です。
それに、口が開くのにも理由があります。
例えば、鼻が詰まっている人。鼻で息をするのがつらいのに、口まで閉じてしまったら苦しくなります。口呼吸をやめたいからといって、無理に口を閉じるのはちょっと違う気がします。
まず気にしてほしいのは、口を閉じる方法よりも、鼻でちゃんと息ができているかどうかです。
鼻づまりがある人は、口呼吸だけを何とかしようとしないで
花粉症の時期になると、夜だけ鼻が詰まることってありませんか??
昼間はそれほど気にならなかったのに、布団に入ってしばらくすると片方の鼻が詰まってくる・・・。寝返りを打ったら今度は反対側が詰まったり・・・。
鼻の通りが悪いと、知らないうちに口で息をしていることもあります。
こういう場合、いくら口を閉じることを意識しても、そもそも鼻で呼吸しづらいので難しいと思うんです。
当院でも口呼吸についてお話しすることはありますが、鼻づまりそのものを歯科だけで解決できるわけではありません。
ずっと鼻が詰まっている方や、夜になると毎回息苦しい方は、耳鼻科で診てもらったほうがいい場合もあります。
口呼吸の原因が、口の中にあるとは限らないんですよね。
朝だけ口が乾くなら、寝室の空気も見てみる
朝起きたら喉が痛い。唇もカサカサしている。
そんな日が続くと口呼吸が原因かなと思ってしまいますが、寝室が乾燥していることもあります。
特に冬は暖房をつけたまま寝ることも多いですし、夏もエアコンの風が顔の近くに当たっていることがあります。
少し前までは何ともなかったのに、暖房を使い始めてから朝の口の乾きが気になるようになった。こういう変化があるなら、部屋の湿度も確認してみてほしいです。
加湿器を使ったり、エアコンの風向きを変えたりするだけでも、乾燥の感じ方が変わることがあります。
ただ、加湿器は水を入れっぱなしにせず、ちゃんとお手入れしてくださいね。
それと、ここは分けて考えたいのですが、部屋の乾燥を防ぐことと、口呼吸を治すことは同じではありません。
寝室の環境を整えても、鼻づまりなどが残っていれば口呼吸は続くかもしれません。
何かに集中しているとき、口が開いていない?
寝ている間のことばかり考えがちですが、日中の口の状態もちょっと見てほしいです。
例えばスマホを見ているとき。
何かに集中していると、気づいたら唇が離れている。こういうことは案外あります。
気になるのは、ただ口が開いていることよりも、閉じようとしたときの様子です。
唇を閉じるだけなのに顎の先にぐっと力が入る方や、力を抜くとすぐに口が開いてしまう方もいます。
そういう場合は、歯並びや噛み合わせ、唇の閉じやすさなどを確認してみたいところです。
もちろん、スマホを見ているときに口が開いていたから、寝ている間も口呼吸をしていると決まったわけではありません。
普段の口の状態って、自分ではあまり気にしないものです。だから一度、何もしていないときに唇がどうなっているか見てみるのもいいかもしれません。
口にテープを貼れば解決する?
口呼吸の話になると、口を閉じるためのテープを思い浮かべる方もいるかもしれません。
最近は専用の商品も見かけます。
でも、個人的には少し気になる方法です。
鼻が詰まっている人が、寝る前にテープで口を塞いでしまったらどうでしょう。鼻で十分に息ができなければ、呼吸が苦しくなってしまいます。
それから、いびきが大きい方。
家族から寝ている間に呼吸が止まっていると言われたことがあるなら、口の乾きより先に確認してほしいことがあります。
睡眠時無呼吸症候群など、睡眠中の呼吸に問題が起きている場合もあるからです。
口を開かないようにすれば全部解決、というわけではないんです。
原因がわからないままテープを使うことは避けて、まずは医療機関で相談してほしいと思います。
歯科衛生士として、もうひとつ気になるのが寝る前の歯磨き
ここまで口呼吸の対策についてお話ししましたが、虫歯予防のことも少し。
寝ている間は、起きているときよりも唾液の量が減ります。
唾液には歯を守る働きがあるので、夜は特に歯磨きを丁寧にしておきたい時間です。
例えば、夕食後に歯を磨いたあと、テレビを見ながら甘いカフェオレを飲んで、そのまま寝てしまう。
一度歯を磨いたから大丈夫と思っていても、そのあとに飲んだものに糖分が入っていれば、歯には影響します。
まして口呼吸で口の中が乾いているなら、なおさら気になります。
歯ブラシだけでなく、歯と歯の間はフロスなども使って汚れを落としておきましょう。
口呼吸の改善とは少し違う話ですが、寝ている間のお口の環境を考えると、夜の歯磨きはやっぱり外せないと思います。
ちなみに、朝の口の乾きが気になるからといって、何でも口呼吸のせいにするのは早いかもしれません。
鼻づまりがあるのか、寝室が乾燥しているのか、日中も口が乾くのか。人によって違う部分があるので、まずは自分の生活の中で思い当たることを探してみてください。
それでも毎朝のように口が乾くなら、一度歯科医院でお口の状態を確認してみてもいいと思います。
こんな症状があるときは歯科医院や医療機関へ相談を

朝起きたときに口が乾いていても、水を飲んだら落ち着くし、わざわざ病院に行くほどではないかな。そう考える方も多いと思います。
たしかに、朝だけ少し口が乾く程度なら、すぐに大きな問題があるとは限りません。
ただ、毎朝のように乾いていたり、日中まで口のネバつきが続いていたりするなら、ちょっと話は変わってきます。
口呼吸が原因だと思っていたけど、実は唾液の量が少なくなっていたり、飲んでいる薬が関係していたりすることもあるからです。
それに、口が乾くという症状は同じでも、人によって困っていることが違います。
朝だけじゃなく、昼間も口が乾く
例えば、仕事中に何度も水を飲まないと口が乾いてしまう方。
会話をしている途中で口の中がネバついたり、パンやクッキーのような水分の少ない食べ物が飲み込みにくかったり。
こういう症状があるなら、寝ている間の口呼吸だけが原因とは限りません。
唾液の分泌が少なくなる理由には、薬の影響や全身の病気などもあります。特に、最近になって急に口が乾くようになった方や、以前より水を飲む回数が明らかに増えた方は、一度確認しておきたいところです。
歯科医院では、お口の乾燥具合や唾液の状態を調べることができます。必要であれば、内科などで検査を受けたほうがいい場合もあります。
口の乾きだから歯科だけ、というわけでもないんです。
歯ぐきが腫れる、虫歯を繰り返す人も気にしてほしい
歯科衛生士として気になるのは、口の乾きと一緒に、歯や歯ぐきにも何か症状が出ている場合です。
例えば、定期的に歯科医院でクリーニングを受けているのに、歯ぐきが赤く腫れやすい方。
歯磨きのときに血が出たり、以前より口臭が気になるようになったり。
こうした症状があれば、歯垢や歯石がたまっていないか、歯周病が進んでいないかも確認したいです。
虫歯についても同じです。
甘いものをよく食べるわけではないし、歯磨きもしている。それなのに虫歯を繰り返してしまう場合は、磨き残しだけでなく、唾液の量や口の乾燥にも目を向けてみる必要があります。
もちろん、虫歯や歯周病の原因をすべて口呼吸で説明できるわけではありません。
ただ、歯や歯ぐきの状態を確認するときに、普段から口が乾いていないかを知ることも大事だと思っています。
いびきがひどい人は、口の乾き以外にも注意して
少し話が変わりますが、朝の口の乾きと一緒に、いびきも気になっている方はいませんか。
自分のいびきって、なかなか気づかないものです。
家族から毎晩いびきをかいていると言われたり、寝ている間に息が止まっていたよ、と指摘されたことがある方もいるかもしれません。
こういう場合は、口呼吸だけの問題ではないことがあります。
睡眠時無呼吸症候群といって、寝ている間に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする病気もあるからです。
朝起きても疲れが取れない、昼間に強い眠気がある、仕事中に眠くて仕方がない。こうした症状まであるなら、単なる寝不足だと思わず、睡眠外来などで相談してほしいです。
また、鼻づまりがひどくて鼻から息ができない場合は、耳鼻咽喉科で診てもらうことも考えましょう。
歯科医院で確認できることもありますが、睡眠中の呼吸については医科での検査が必要になることもあります。
口の乾きって、歯科医院で相談してもいいの?
口が乾くくらいで歯医者に行ってもいいのかな、と迷う方もいると思います。
でも、口の乾きも歯科医院で相談できる症状のひとつです。
和光市デンタルオフィスでも、虫歯や歯周病だけでなく、お口の状態について気になることがあれば、診察の際にお話ししていただければと思います。
特に、口の中がいつもネバネバしている、舌がヒリヒリする、唇を閉じにくいといったことは、普段の歯科検診では自分から言わない方もいるかもしれません。
歯が痛いわけじゃないし、関係ないかなと思ってしまうんですよね。
でも、そういう何気ない話が、お口の状態を確認するうえで参考になることもあります。
歯科医院では、虫歯や歯周病の有無はもちろん、口の中の乾燥や、唇の閉じやすさなども確認できます。症状によっては、ほかの耳鼻咽喉科や内科などでの診察が必要になる場合もあります。
毎朝、口が乾いて目が覚める。水を飲めば落ち着くけど、また次の日も同じ。
そんな状態が続いているなら、一度お口の中を診てもらってもいいと思います。
口呼吸が原因なのか、それともほかに理由があるのか。自分ではわからないことも多いので、気になる症状があれば遠慮せずに相談してみてください。
最後に|朝の口の乾きが気になっている方へ

定期検診のときって、歯が痛いとか、歯ぐきから血が出るとか、そういう話はしてもらえるんですが、口の乾きについては自分から話さない方もいるんじゃないでしょうか。
朝起きると口がカラカラになる。でも、水を飲めば普通に戻るし、昼間は特に困っていない。
そうなると、歯医者で話すことでもないかなってなりますよね。
私としては、そういう話も聞かせてもらえるとうれしいです。
例えば、朝だけ乾くのか、それとも仕事中も水を飲まないとつらいのか。家族からいびきを指摘されたことがあるのか。
同じ口の乾きでも、話を聞いてみると気になるところが違ってきます。
あと、歯磨きは毎日頑張っているのに、虫歯ができてしまう方のお口の乾燥も気になります。もちろん虫歯の原因はひとつではないので、口呼吸だけが悪いとは言えません。
ただ、そういうことも含めてお口の状態を見ていきたいんです。
口呼吸について調べると、自分でできる対策もいろいろ出てきます。でも、鼻が詰まっていたり、寝ている間の呼吸に問題があったりするなら、歯科だけでは難しいこともあります。必要なら耳鼻科などで診てもらうことも考えてほしいです。
和光市デンタルオフィスでは、虫歯や歯周病だけでなく、お口の乾燥や口呼吸について気になることがあれば、診察のときにお話しください。
定期検診のついででもいいですし、毎朝の口の乾きが気になっているなら、それをきっかけに来院していただいても大丈夫です。
歯が痛くないから相談しちゃいけない、なんてことはありません。
ちょっと気になることがある。そのくらいでも、ぜひ聞かせてください。
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